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「調子乗ってんじゃねーよ！」
「調子に乗ってるのはお前の方だろう」
甲斐くんを押し倒して跨り、片手で簡単にナイフを組み立てては
そのナイフを彼の顔の横に刺した
…多分、それは怖いんじゃないかな
「んー…どうやらまだ、状況を飲み込めていないようだなぁ」
そりゃそうだと思う。
普通なら、こんな非常は飲み込めない
「なら、これでどうだ」と言ってパソコンを開き、腕時計を弄った
＿ドォォォォン！！
爆発音が響くと共に教室は大きく揺れた
クラスのみんなが、何が起きたんだとよく分からないでいると
扉が解錠され、みんなは逃げるつもりで廊下に出る
私はというと、
席に座ったまま動かないでいた
動けないのかもしれないけど
じっと机を眺めていると、机に影ができた
顔を上げれば案の定、先生が立っていた
「袖、伸びるぞ」
『え、？あっ…』
「行かないのか？」
『‥行った方が、いいですか？』
「できることなら」
さっきの爆発は先生がやったものだというのはすぐ分かった
爆発させたっていうのに何故か先生はいつも通りの優しい目をしてて
その反面、少し悲しそうな目をしていた
なんでそんな顔するんだろうか
何か悪い事したっけ
でもしてるからなってるんだよね
あぁでもその前に今言われた事に従わないと
腰を持ち上げて、言われた通り廊下に出てみれば
天井が落ちたのか、コンクリートやら鉄やらが廊下を塞いでいて
天井に付いていた蛍光灯の電線であろうところからは火花が散っていた
テロの域だよ、これ
日本じゃ、ましてや学校じゃありえない光景だった
「何これ…」
「どうなってんの…」
動揺と恐怖からか震えた声が耳に入る。
それに「爆弾だよ」と平然とした声が聞こえて、
そちらを向けば先生がいつの間にか机の上に立って私たちを見下ろしていた
「どう？これで分かってもらえた？」
「先生が爆破させたんですか…」
「ピンポーン！
あ、ちなみにね、その上にもまだあるよ」
そう言って指差すのは私の丁度真上だった
…どれだけの爆弾をどれだけの場所に仕掛けたんだろう
ここが爆発したら、どれだけ巻き込まれるんだろう
「っ、おい、危ないだろ」
腕を引かれて何かと思えば、甲斐くんが私の腕を引いてその場から退かしていた
あんまり喋ったことないなぁ
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優(プロフ) - ごめんなさい、不謹慎だけど主人公冷静にツッコミしすぎて笑ってしまった笑 (2022年4月12日 0時) (
レス) @page32 id: 4806b1b4dd (このIDを非表示/違反報告)
りん - 苗字で呼ばれるなら変換できるようにしてほしい！自分渡瀬じゃないんで！ (2019年3月31日 4時) (レス) id: b95582035d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：もちもち | 作成日時：2019年3月17日 23時
