"いないいないばぁ" (ページ10)

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☆

JM 『こんにちはー！ピザ屋でーす！』ピンポン

「「･･･」」

JM 『こんにちはー！』ピンポン

「「･･･」」

JM 『また留守？』ピンポン

「「･･･」」

JM 『さっきまで普通に電話掛けてきたのにー』

今日もあの声で、僕は呼び出された

馴れてしまった足取りで

スイスイと森の中に入ってきてしまった僕

JM 『アイリンさーん』ピンポン

毎日のように呼び出されるから

そんなにピザが好きな方なんだと勝手に

イメージを抱いている

ガチャッ

でも、違った

アイリンさんは、ピザが欲しいんじゃなくて

JM 『あ！アイリンさ

グイッ

ガッッ

ゴトゴトゴトッッ

JM 『ちょっアイリンッさ、いた、痛いっ

IR 『･･･』

JM 『アイリンさん･･･？』

IR 『我が家へようこそ？パクジミンさん』クスッ

JM 『え？』

IR 『ふふっ』コッコッコッ

JM 『あ、アイリンさんっ？』ズッズリリッ

" 나는이었다 " (僕だった)

ピザ屋のアルバイト学生、パクジミン(22歳)

強引に屋敷の中に入れられた彼の命は

残りわずか

JM 『ど、どうしてそんな

怖い顔してるんですかっ？』ズリリッ

靴の踵を削るように後ろへ下がるパクジミン

IR 『これから楽しみね？パクジミンさん』コツコツ

JM 『えっ、何のことですかっ』ガタッ

IR 『さぁ、私を楽しませて？』クスクス

ビリリリリッッ

JM 『ッッ！！！』バタンッッ

IR 『 ㅋㅋ 』

アイリンの手にはスタンガン.

スタンガンを浴びてしまったパクジミンは

気絶するようにその場で倒れた

IR 『これで･･･何体目になるのかしら』ドサッ

＿＿＿＿本当は、こんな事したくなんかないのよ

ボソリと呟いて1粒の涙を流すアイリン

彼女は、再び悪の道に進んでしまった

彼女は、望んで殺している訳では無いんだ

人々は言った

あの屋敷には近付くなと

あの屋敷に近付けば、二度と帰ってこれなくなる

そんな噂が言い伝えられていた

JM 『アリスちゃんっここから出してっ』

『どうしてっ捕まっちゃったの！？』

JM 『アリスちゃんっ』

『もう嫌なのっっ』

JM 『お願いっっお願いだよっっ』

それが、本当だったと気付くのは

この屋敷に入って殺される時だと

青年達の魂がそう叫んでいる