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『 ・・・ 』ゴシゴシ
YE 『 ・・・ 』ゴシゴシ
『 ・・・ 』ゴシゴシ
YE 『 ・・・ 』ゴシゴシ
あんなに拒んでここに来たがらなかった
イェリお姉様が、足を運んで
私と部屋の掃除をしている
そして無言なんだ
無言で部屋を掃除をしているお姉様が
いつもより怖くて
臆病な私が出てきてしまう
『 ・・・ 』ゴシゴシ
YE 『 アリス 』ゴシゴシ
『 え、何? 』ゴシゴシ
YE 『 此処は、冷たい所ね?寂しくなかった?』
『 馴れたから平気だよ? 』ゴシゴシ
YE 『 こんな事、やらせてごめんね 』ゴシゴシ
『 何でお姉様が謝るの? 』
YE 『 それはお姉ちゃんだからだよ
お姉ちゃんなのに、何もしなかったから 』
いつもと違う
こんなお姉様、初めてだ
YE 『 もう、こんな事させないからねっ
お姉ちゃんが辞めさせるからっ 』ゴシゴシ
『 お姉様何で、そんな事言うの? 』
YE 『 ッッ 』
『 どうしてお姉様が泣いてるのっ 』
YE 『 アリス、私は貴方がしてた事知ってた
でも言わなかったっ
貴方が大好きだから 』
『 そんな、』
イェリお姉様はやっぱり勘が鋭いんだ
私のしてた事なんて簡単に見抜けれる
じゃあいつもお姉様が私を庇って
お姉様達を止めてたの?
いくら好きでもそんな事したら・・・
YE 『 お姉ちゃんが守ってあげるねアリス 』
ずっと、私はひとりぼっちだと思ってたけど
違った
イェリお姉様はずっと私の事を
赤ん坊の頃の私をずっとずっと
愛しててくれてたんだ
『 イェリ、お姉様っ 』ぎゅっ
YE 『 アリス 』ぎゅっ
家族の愛を知らない私はこの時初めて
知った気がした
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作者名:煙 | 作成日時:2017年11月19日 17時