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75話 ページ25

「貴方ねぇ…!!」

「貴方じゃなくて、俺は桐ケ谷葵。気軽に"葵くん"って呼んでくれていいぞ?」

「誰が!」


と、懸命に威厳を保とうとしてるのはわかるんだけど、顔真っ赤だし、かわいいだけなんだよなぁと見ていれば、背後に立つ女の子を視界に捉える。

エレちゃんより色素のうすい綺麗なブロンドを持つ女の子は、「エマ・スタンリー」と名乗っていた。


「ちょっと貴方!マスター!!聞いているのかしら!」

「おうおう、聞いてるよ。んじゃ、とりあえず外でるか。先つかえてるみたいだし」


彼女の手を握り外へとでれば、綺麗な女の子がきたもんだな、と横目に召喚室の外へとでる。目があえばウィンクのひとつでも…と思ってたが、見事に目があわなかったな。
なんて、壁に背を預け考えていれば俺の顔を覗くエレちゃん。

「ねぇ、先に進まないの?」

「かわいいわー、エレちゃん。なんでそんなかわいいの?」

「はぁっ、もう、だーかーらー!この際だから言っておきますけどね!」

「んー?なんでしょうか?」


と見つめれば、「もういいのだわ」とふいっと視線を逸らす。
照れたのか、かわいい。尊いなぁ。


「んじゃさっきの質問の答え。どうせなら、今、中で召喚してる女の子を待って一緒にいった方がいいかなぁと思って」


なんか、今騒がしいみたいだし二人でまとめて行った方が職員さんの手も煩わさずに済むだろー?と、言って見せれば、まあ内心、あの美人系ロリとコミュニケーションをとりたいというのが本音なわけだが。


「なにか事件でも起こってるの?」

「ああ…ほら、エレちゃんも知ってるだろ?ウルクの王様、あいつの仕業で大変らしい」

「ウ、ウルクの王って、そんなまさか…まさかなのだわ…」


みるみる顔を青くしていくエレちゃんをみていれば顔にでるからわかりやすいなぁと思う。
まあそんなところも尊いわけだけどな。そう、尊い。

と、そのときだ。
カチャリと扉が開けば先程のロリと…もうひとりロリがでてきた。


「ロリが増えてる…?!しかも、え?魔法少女…か?」

「やめてその反応!見ないでください!!やっぱりそういう反応されると今更恥ずかしくなってくるっていうか、これには深い事情がありまして、決してコスプレだとかそういう趣味じゃないんです!!」

「イリヤさん、それは逆効果なのではー?むしろ、自分は変態だと豪語しているように聞こえますよー?」


おい、ステッキが人語を介してるぞ。


ーー

なめこ

続きます!

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玲乃音(プロフ) - 編集しても大丈夫ですかね?なんか大騒ぎしているみたいですけど……(=∀=) (2019年10月19日 17時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
茶碗むす(プロフ) - 更新終わりました!時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。 (2019年10月19日 14時) (レス) id: f0f73c9d9c (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 茶碗むすさん» むしろ突然絡みに行ってしまってすみません;続き引き受けてくださりありがとうございます。よろしくお願いします! (2019年10月19日 10時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
茶碗むす(プロフ) - 私と絡んで頂きありがとうございます!流れで更新しますね! (2019年10月19日 9時) (レス) id: f0f73c9d9c (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - とりあえず2話分更新しました。流れとか特にないので続きはどちら様かよろしくお願い致します。 (2019年10月19日 0時) (レス) id: fc59f5796d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麦茶 x他7人 | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2019年10月10日 19時

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