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71話 ページ21

データベースを覗いていれば不意に声をかけられ、驚く。
話しかけてきたのはどうやらあの青いフードのキャスターであった。

「よぉ、坊主。ちょっと話しいいか?」


とにやりと笑ってみせたサーヴァントが言うには、どうせなら解決策をキャスターで集まって話したほうが得策なのではないか、という内容であった。


「ん、わかった。たしかにそのほうがはやくかいけつできるかもな」
「ところで、ギルガメッシュはどうした?姿がみえねぇが…」

「おい、貴様。わざとか?先程からここにいるではないか!」


ん?と樹の隣の美少年に視線を移せば、吹き出すクー・フーリン。
あわや喧嘩が始まるかと溜息をつく樹であったが、「こらこら小さい子供をいじめるものではないよ」と微笑む白いフードがチラり。


「誰が子供だ、この不敬者!!」
「にしても、ギルガメッシュ王が随分とかわいい姿になってるじゃないか。このままでも問題ないんじゃないかな?」
「確かに、これくらいのサイズの方が扱いやすそうでいいかもな?」


と、痴話喧嘩に似たなにかを繰り返すサーヴァントたち。
そんな彼らに、一体なにをみせられてるんだ…と呆れる樹であったが、ここで諦めないのがマーリンのマスターである麟湖である。


「3人ともそれくらいに!なにかあったら困るんだし、ちゃんと解決させないと!」


と、声を大にして言う彼女を見据えれば、この中でも最年少の少女に言い渡されてしまったからか喧嘩をやめる3人。


「とはいってもだ、マスター(マイロード)。この横暴な王様の薬はオリジナルだ。抗体をつくるというのは簡単だが、実際問題難しいのは確かなんだよ。そうだろ?」
「当たり前だ。(オレ)の財に手を加えるような行為を雑種などにさせるはずないであろう」
「そこ、威張るとこじゃねぇだろ…まあしかし、だとしたらこりゃマジに時間が解決するのを待つしかねぇんじゃねぇの?」

ギルガメッシュ以外の者がうーんと唸る中、ふと思い当たることがあったのか「あ、」と声をあげたのは彼のマスターである樹であった。


「なにか良い考えでも浮かんだのかな?」


と、にこりと微笑むマーリンと目が合えば、なんとも言えない気持ちになる樹であったが、
「なにかあるのなら早く言え、樹」とギルガメッシュに言われるものなので、語りだすのだった。


「あくまで仮説なんだけどさ、」



ーー



続きます

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玲乃音(プロフ) - 編集しても大丈夫ですかね?なんか大騒ぎしているみたいですけど……(=∀=) (2019年10月19日 17時) (レス) id: c000802a3c (このIDを非表示/違反報告)
茶碗むす(プロフ) - 更新終わりました!時間がかかってしまい申し訳ありませんでした。 (2019年10月19日 14時) (レス) id: f0f73c9d9c (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - 茶碗むすさん» むしろ突然絡みに行ってしまってすみません;続き引き受けてくださりありがとうございます。よろしくお願いします! (2019年10月19日 10時) (レス) id: ab18fde111 (このIDを非表示/違反報告)
茶碗むす(プロフ) - 私と絡んで頂きありがとうございます!流れで更新しますね! (2019年10月19日 9時) (レス) id: f0f73c9d9c (このIDを非表示/違反報告)
なめこ(プロフ) - とりあえず2話分更新しました。流れとか特にないので続きはどちら様かよろしくお願い致します。 (2019年10月19日 0時) (レス) id: fc59f5796d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:麦茶 x他7人 | 作者ホームページ:なし。  
作成日時:2019年10月10日 19時

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