detective WEST Ⅱ (ページ5)

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プリンの恨みページ5

紫side

柔らかい日差しが窓から降り注ぐ穏やかな昼下がり。
最近は物騒な依頼もなく、至って平和な探偵事務所。

桃「…暇やなぁ」

紫「平和やなぁ」

俺と同じく今日は手持ち無沙汰の望と一緒にソファでのんびり。
天気も良いし仕事もないし外にでも出ようかなぁ、なんて考えていたその時。

緑「…ない」

紫「え？」

緑「プリンがない!!!!!!!!」

突然事務所に響き渡った大声。言うなれば大事件の始まり。
なぜなら我が事務所のエースである神ちゃんのスイーツへの愛情は尋常じゃない。

緑「1日10個限定の高級プリンっ！！ご褒美に買ってあったのに誰が食べたん！？！？」

何やらエース様が楽しみに楽しみにとっておられた高級プリンを無断で食べた重罪人がこの事務所に紛れ込んどるらしい。

いっちょ探偵らしく推理しときますか！

紫「まず俺やない。断じて俺やない。望は？」

桃「俺も違う。大体冷蔵庫のスイーツは神ちゃんのって分かってるからな」

紫「神ちゃん大好きなシゲが神ちゃんが好きそうなプリンを勝手に食べる訳ないし、照史と淳太は大体いっつも食べる前に確認とってくれる。で俺らでもない。となると犯人は、」

まぁ推理するまでもなく大体こういう時の犯人はアイツしかおらんのやけど。

緑「りゅーせい！！！！」

あーあ、アイツやらかしたな。笑