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「師匠、遅いなぁ」



店番をしながら、
1人足をぶらぶらしながら師匠の帰りを待つ。


昼前に出掛けたはずなのに、
彼はいまだに帰ってこないのだ。


出来上がったアップルパイはとっくに冷めてしまって、時刻は夕暮れ時になってしまっていた。



「ふーふんふふふーん…はぁ」



鼻歌を歌いながら待つが、
退屈になってきてしまった。


そのとき、
店のドアが開いてからんからんとベルが鳴った。



「あ、いらっしゃいませー…あ」


「あれ?なんでここに女の子がおるん?なぁ、ハマちゃんは?」



急いで立ち上がってそちらを見れば、
そこにいたのは先ほど女の子たちに囲まれていた彼だった。



「し、師匠は今お城の方に…」



うるうるとした瞳に見つめられて、
少し緊張する。



「え!今日来る日やったんかぁ…無駄足やったわぁ…。そっか、もうすぐ親父の誕生日やもんなぁ…」


「え、っと?」


「あ、そうだ。もうすぐ帰って来る?なら待ってたいんやけど」


「あ、構いませんよ!」



おおきに、とくしゃりと笑うその姿に見惚れた。


本当に…綺麗な顔……。



「あの…師匠とはどういったご関係で?」


「ん?ああ、ハマちゃんのことか。どういう関係…って、え?もしかして俺のこと知らんの?」



目を見開いて驚くその人に、
首を傾げてはいと言えば少し顔を引きつらせた。

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あのん♪ - あの『俺のものになるまで』のパスワードを教えてほしいんですが大丈夫ですか? (2017年5月26日 19時) (レス) id: b358aa1a64 (このIDを非表示/違反報告)
あい - そーですか、、、、。 (2017年3月18日 23時) (レス) id: 6892ebfcfa (このIDを非表示/違反報告)
お調子者(プロフ) - あいさん» 規制がかかっていますので、18歳未満の方はご覧頂けません…。登録してある方で、18歳以上の方はご覧頂けますよ^ ^ (2017年3月17日 23時) (レス) id: 9698a9dee6 (このIDを非表示/違反報告)
あい - TAMER:とかは、どうやって見れるんですか? (2017年3月17日 23時) (レス) id: 6892ebfcfa (このIDを非表示/違反報告)
有八伊菜(プロフ) - この話気に入ったー!これからも更新ファイトやでー (2017年3月12日 21時) (レス) id: f6c4890c42 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:お調子者 | 作成日時:2017年2月23日 20時

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