１４ ページ14
「自分の芯を持っていて…明るくて、楽しそうで…素敵だと、思ったん…です。だから…それを理解されないのって……すごい悲しいことだな、って…」
面と向かって話すの
恥ずかしい、です、けど…なんて
付け加えて言えば、
ガバッとシゲさんが私に飛び付いてくる。
「わっ！？」
ぎゅうっという効果音が聞こえるくらい、
私を強く抱きしめた。
「嬉しい…ほんまに、嬉しいんや……」
鼻をすんっとすする音が聞こえるから、
きっと彼も泣いているのかも知れない。
ぽんぽんっと背中を叩いてあげると、
より強くしがみ付くように腕の力が強くなる。
「俺…そんなこと言われたん、初めてで……。俺のために泣いてくれる人がおるんことなんて、知らんくて…ほんまに…ほんまにほんまに嬉しいんや…！」
「…シゲさんってやっぱり素敵、ですね」
「ほんまに？俺、素敵かな？」
「はい！ね、カミヤマさん？」
「おん。シゲは素敵やで」
「はぁぁ…ほんまに俺今すんごい幸せやわぁ」
私から離れるとどさっと芝生の上に寝転んで、
ふわふわと柔らかい笑みを浮かべた。
カミヤマさんと私は、
そんなシゲさんを見つめて笑い合った。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1019人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
あのん♪ - あの『俺のものになるまで』のパスワードを教えてほしいんですが大丈夫ですか？ (2017年5月26日 19時) (
レス) id: b358aa1a64 (このIDを非表示/違反報告)
あい - そーですか、、、、。 (2017年3月18日 23時) (レス) id: 6892ebfcfa (このIDを非表示/違反報告)
お調子者(プロフ) - あいさん» 規制がかかっていますので、18歳未満の方はご覧頂けません…。登録してある方で、18歳以上の方はご覧頂けますよ^ ^ (2017年3月17日 23時) (レス) id: 9698a9dee6 (このIDを非表示/違反報告)
あい - TAMER:とかは、どうやって見れるんですか？ (2017年3月17日 23時) (レス) id: 6892ebfcfa (このIDを非表示/違反報告)
有八伊菜(プロフ) - この話気に入ったー！これからも更新ファイトやでー (2017年3月12日 21時) (レス) id: f6c4890c42 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：お調子者
| 作成日時：2017年2月23日 20時
