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秋の昼�� ページ2
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昨日の戦で陸奥守は重傷を負った。
そこまでは年に何度かある事なので審神者もなんとか冷静に処置が出来たのだが、陸奥守が熱を出すのは珍しく異例。
案じてこんのすけに相談したところ、
問題は無かったのだが、念の為にも陸奥守から目を離さないよう言われていた。
そして今に至る。
さらに今朝から山へ栗拾いに行く者、遠征、戦に向かう者やらで本丸は陸奥守と審神者の二人きりだった。
「まぁタイミングは悪かったね。今日は栗拾いの日だったのに」
「ぐぬぅ…今頃、皆は山でのほほ〜んと焼き芋でもしゆうが？」
「うーん、そうだねぇ」
「ああっ。芋の事考えよったら腹の虫がなりゆう…」
「確かに…そろそろ12時なるか。お昼作ろっか」
「おん…って、え？」
陸奥守は、そう言い立ち上がった審神者を
思わず二度見する。
「……何か問題でも」
「いっい、いや！そがな、ことなっ…。えっ…主が？お昼を？わしに？」
「え？うん。まぁ、自分の分も作るけど……嫌？」
審神者はいや、当たり前じゃん？何その驚き様は、
みたいな顔しているが陸奥守にとってはかなりの衝撃だったようで。
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作者名：いろは | 作成日時：2021年10月20日 1時
