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あたし 笑顔 賞味期限2秒1 ページ8




それからふたりでしばらく天体のコーナーを眺めていると…ぐぅ〜、という音が。彼が私を見る。何故か鳴って欲しくない時に限ってお腹は鳴るものだ。

「すみません、カフェ空いてると思って来てて…お昼食べれてなくて…」

顔が一気に熱くなっていくのがわかる。
どうしよう、引かれただろうか…。

「そっか、カフェ閉まっててショックだったでしょ。俺もお昼食べてなくて腹減ってた〜。近くに店あるよ。案内してしんぜよう」

「え、あっ、ありがとうございます」

はっはっは、皆まで言うな、と彼は低い声で言う。

彼はやっぱり武士なのだろうか、いや、殿様なのかもしれない。

「ははーっ、有り難きお言葉っ」

そう私が頭を下げ言うと彼は、いや、ここ笑うところ!と慌てていたのがなんだか可笑しかった。


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作者名:いろは | 作成日時:2019年4月22日 15時

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