【d!】軍隊、渡されました

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鳥の囀りで目が覚める。洗面台で顔を洗ってすぐに軍服を着る。髪も櫛で解いて整える


邪魔にならないようにお団子にしてゴムで止める。鏡でしっかり服を整えて部屋に鍵を掛ける


食堂に行って和食セットをとる。正直、朝はパン派だがパンは消化が早すぎて訓練中にお腹が空いてしまうので必ずご飯を食べると決めていた


厨房に行き、食べ終わったお皿を渡してA国でやっていたように言う


『 美味しかったです。ご馳走様でした 』




微笑んでから食堂を出た。訓練場に行くとキール隊長とコネシマ様が話していた



『 おはようございます 』


kr「 おはよう、早速だが外周を走って来い 」


『 承知しました 』


刃向かう訳にもいかないし、それに外周を走るのはA国で当たり前だった。違和感などない。他の兵も走っているのだから


同僚も先輩も集まってきて遂に全員集合した。するとコネシマ様が全員に言う


kn「 知ってる人もいると思うけど第一近距離部隊の隊長、コネシマや。まあ…コネシマ隊長とでも呼んどいてくれ 」


kn「 今日から1週間は慣れる為に第一部隊と合同訓練や。俺とキールが指示を出してくから適当にペアでも作っとき 」


ペア。それは訓練にとって最も重要な相手。人によっては対して大事ではないと思う人もいるが、私はそう思わない


訓練はペアと自分が互いに戦い、互いに高め合う交流の場と思っていた



『 (まあ、アキとでも組むか) 』


ak「 A、俺と組もうぜ〜！ 」


『 丁度声かけようと思ってたから助かる。これからよろしくね 』


ak「 おう 」



コネシマ隊長が今日の予定を大声で読み上げる


kn「 ペアで自主練してから俺と1体1で戦ってもらうで。勿論、大怪我はさせない程度でや 」


kr「 ということだ。各自開始！ 」


私達は基礎練は主にしないタイプなのでとりあえず1体1で戦うことにした。審判は特になし。どちらかが降参したら勝ち



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