【d!】召喚されたら聖女だったのでぶっ壊したいと思います2 (ページ10)

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私は走った、ある場所に向かう為に。後ろにはシルフが着いてきていた

〈そんなに急ぐ必要無くない！？〉

『んふふ！はやくー！』

着いたのは森。この森は私とシルフが初めて話した森だった。木に登って景色を見ていた

〈 ……助けてくれてありがとう〉

『あったり前やん！シルフは相棒でしょ！』

2人で顔を見合わせて笑った。私が変身したあと、結局ネックレスが杖になってしまったので今つけているモノは何も無かった

『あ、そうそう。これあげるよ』

〈ブレスレット？〉

『そーそー！お揃いにしたくてさ』

シルフの顔を見ると少し涙目だった。思わず抱き締めると小さい手で抱き締め返される

私はとんとんとリズム良く叩くとシルフが指を指す

〈見て、夕日だ〉

『綺麗だね。ここに来てよかった』

〈悪魔の私が生きるってことは負の感情はまた現れるのよ？本当に生かしてよかったの？〉

『そんなの、私が祓えばいいんだよ！！』

自信満々にそう言うとシルフが吹き出す。2人で笑って私はシルフに言う

『 2人で制度ぶっ壊してこ』

〈私がいる限り無理だと思うけど……ふふ、そうね〉

________制度はぶっ壊せなかったけど、素敵な相棒が出来ました！！！！！！

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