【d!】召喚されたら聖女だったのでぶっ壊したいと思います2 (ページ6)

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「みなさん、お困りのようですね」

声のする方に反射的に振り向く。思わず目を開いた

tn「エーミール、グルッペンには許可されたんか」

「ああ、許可したゾ。なんてったって仲間がピンチらしいからな」

『エーミールさん…それにグルッペンさんも』

笑顔だった顔がいきなり真剣な顔になる。グルッペンさんとエーミールさんが見ているのはあの魔獣

魔獣達は今にも襲いかかってきそうだった

gr「エーミール、行けるか」

em「共闘なんて久々ですが…ええ、行きましょう」

2人は顔を見合わせて笑うと私が瞬きした頃には目の前から消えていた。焦って私も後を追いかけようとすると兄さんに止められる

ni「俺らはこの魔獣達の囮や。グルッペン達が指輪を破壊するまでこっちで耐えとらなあかん」

ci「それってめっちゃキツくないですか！？」

『私は補助的なことしか出来ませんよ』

そう言うとみんなはニヤッと笑い、グッとサインをする

tn「ゾム、兄さん、俺は魔獣。チーノ、ショッピ、Aは国王守っといてくれ」

『了解』

その言葉で私達はその場を離れた。国王のところにすぐに近寄り、武器を構える

グルッペンさん達を見ると特殊魔法を使うところだった

em「《時間制覇(タイムストップ)》！！！」

時間を操作出来るのか。でも時間が止まったのは魔獣だけで私達は止まっていない

チートやん←

gr「《空間破壊(ディストゥラクション)》」

私でも気付く程の極大の魔力を感じた。空間が壊れ、それを修復しようとする力で敵を攻撃していた

その衝撃で指輪がピキッと音を立てて壊れた。そして魔獣は消えてシルフは驚く

シルフは顔を顰めると此方へと一直線に向かってくる素早く攻撃しようとすると背中を強く押された

『え、国王さん？』

国王「覚えていないとはいえ、お前は俺の大事な娘だからな」

ショッピとチーノは私を持ち上げてその場から退散しようとする。私は必死に抵抗した

『ちょっと！！離してよ…ｯ！！』

syp「辛いのは俺らもなんすよ」

ci「 …俺はAを助けたいんや」

チーノは私を真剣に見てくる。私が攫われた時のことを後悔しているのかもしれない

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