王子系男子【桃】

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「流星から家庭の事情はなんとなく聞いてんで。俺のこと気に入らない理由もわかる」


「気に入らないというか…」


「ちゃんと改心するから安心しとき！」





なんてキラキラした笑顔で言われても。


ノリの良さもモテる理由の1つなのかもしれない。





「小瀧くんさっきの女の子は？」


「ん？あー、なんかどっか行ってもうたな？Aちゃんとしげがどっか行ってすぐ追いかけたから見てへんかった」


「そうですか…」


「改心するって何するん？」


「一途になれそうな子見つけたからその子に猛アタックするかな」


「お前っ…！！」


「こんな短期間で？」





今改心するって言ってそんな簡単に見つけるなんて怪しいでしかない。


小瀧くんもかなりの面食いなのかもしれない。


まぁイケメンなら美人を隣に置いて歩きたい気持ちもわかるし。





「しげもやっぱり好きなんや」


「うるさい！！」


「いい好敵手(ライバル)になれそうやな」





意味深な会話をする2人。


重岡に至っては火花が飛びそうな勢いで小瀧くんを睨む。


それに対して小瀧くんは余裕そうな表情。


嫌な予感しか感じない。

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