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あれからなぜか私はとてもモヤモヤしていた。
このモヤモヤはなんなのだろう。
「どないしたん?」
「え、いや…」
「浮かない顔してんで?」
「うそ!」
「ほんまやで?」
ふふなんて笑う流星。
笑いたいけどなんか思うように笑えなくて愛想笑い。
「……しげ?」
「え?重岡?」
「あ、望か」
「……い、いや」
「わかりやす」
余裕そうなその顔を崩してやりたい。
でも事実は事実。
「望がどうしたん?嫌なことでもされたんか?」
「いや、なんかモヤモヤするっていうか。小瀧くんと話してたりするとたまにキュンとしたりまるで私が小瀧くんのこと好きみたいやん」
「だって、それ好きやん」
「それはない!小瀧くんは私の苦手なタイプであって…」
「でも今の望変わったで?全く遊んでへんし。遊んでたとしてもそんな望を好きになったAのタイプが変わったんちゃう?」
「そういうもんなん?」
「そういうもんやで」
なんて言われたら私は小瀧くんが好きだということを認めざるを得ない。
だいぶ前からなんとなく気づいてたけどなんか認めたくなかった。
「今からでも遅ないで」
「何が?」
「まぁええわ。」
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青桃はるたん - 作り直したんですね!すごく面白くて、続きが楽しみです!!これからも更新頑張ってください! (2018年2月8日 17時) (レス) id: a52e34ecc9 (このIDを非表示/違反報告)
神山りり(プロフ) - めっちゃ面白いです!!これからも更新頑張ってください!応援してます!! (2018年2月6日 16時) (レス) id: 7cb4cb72df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:春花 | 作成日時:2018年2月5日 17時