冷酷系男子【赤】

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「そんで何してるん？」


「日直の居残りで資料まとめてるの。まぁもう終わるけど」


「それ職員室に運ぶん？」


「そうやけど…」


「俺運ぶの手伝うわ」





え？





「えっと、その…」


「ほら、はよ終わらせろや。」





いろいろ謎のまま作業を再開。


何分後かに作業はすべて終わった。





「ほら俺持つから」





持とうとした資料を全て持ち教室を出ようとした。





「……あれ！しげ？」





重岡くんの荷物を持って追いかけようとすると誰かと遭遇する重岡くん。





「流星まだ帰ってへんかったん？」


「しげ探しててん。今日一緒に帰る言うたやん！！……あれ？あの子って小瀧Aちゃんやん！！しげが…」


「おい！！！！これ以上言ったら殴んで！？」





重岡くんとよく一緒にいる藤井流星くん。


双子の兄の望とも仲がいい。





「はじめまして〜！同じクラスやけど話したことなかってんな！望からいろいろ聞いてる？」


「たまに藤井くんのことは聞いてるよ」


「ほんま？望俺のこと好きやからな〜！」





楽しそうに話す藤井くんも望のことが好きなんやろうか。





「流星俺これ置いてくるから待っててや」


「Aちゃんも行くんやろ？俺も行くわ〜」


「は？」


「暇やし」





なぜか重岡くんの機嫌が悪くなったけど聞かなかった。

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