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『…はぁ、おはよぉ』
なかなか寝付けず、浅い睡眠を繰り返していた私は、ママに起こされるわけでもなく、目覚ましがなるわけでもなく自然に目が覚めた。
ママにも「めずらしい」なんて驚かれて、眠い目をこすりながら『たまにはね〜』と返す。
いつも私の隣の席を埋める翔太の姿が今日はなくて、いつもなら寂しいのに今日はなぜかホッとした。
会いたいけど、会いたくない。
朝ごはんを食べ終えていつもの時間。
いつもだったらこの時間に翔太が迎えに来る。
そわそわして玄関に向かうこの時間も、今日はいつもとは違うそわそわ。
ピーンポーン…と今日もチャイムが鳴った。
「はよ。」
『おはよう。』
朝は私と同じで苦手な翔太。
いつも通り眠そう。
私はこんなに緊張してるのに…
経験値の差なのか、好きの違いなのか。
でも今はそんなこと考えない！！
昨日の夜ベッドで悩んだ末、せっかく付き合うことになったんだから頑張ろうという結果に至ったのだ。
いつもの道を隣に並んで歩くけど、昨日とは違う関係なんだと思うと変な感じがして翔太を見上げる。
「ふっ、なに？」
私の視線に気づいてふっと笑ってこっちを見る。
『いや別に』と目をそらせば、ふはははは！とでっかい笑い声。
『なにほんとに！朝からうるさい！！』
笑われたのが恥ずかしくて、
だって目があって顔が赤くなったのが自分でもわかったから。
「A緊張しすぎだから！
別に今まで通りにしてよ。」
やっぱ気にしてるの私だけかよ…
なんてちょっといじけた。
そんな私に爆弾を落としたのは
「っとにかわいいな。」
なんて翔太の一言。
おかげでこの後まともに会話ができなくなった上に真っ赤な顔をした私を見て、また翔太は大爆笑。
教室に入れば友達に「熱あるの？！」なんて心配され、私はしっかり幸せなのかもしれない。
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名無しちゃん(プロフ) - だくん。さん» ありがとうございます(><)頑張ります！！ (2020年1月23日 17時) (
レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
だくん。(プロフ) - 作者様の考え方やお話大好きです。更新頑張ってください！ (2020年1月22日 23時) (レス) id: 169a6b186d (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - ぴ。さん» 私なんかの作品で泣いて頂けるなんて(><)有難うございます、更新頑張ります(_ _*)) (2020年1月11日 1時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
ぴ。(プロフ) - 思わず涙してしまいました、、、更新待ってます(><) (2020年1月11日 0時) (レス) id: 29f94e2bfb (このIDを非表示/違反報告)
名無しちゃん(プロフ) - あめりさん» 有難うございます(><)まだまだ未熟ですが、更新頑張ります！ (2020年1月7日 0時) (レス) id: 1576c4c9b9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：名無しちゃん | 作成日時：2020年1月4日 1時
