れんあいげーむ。

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美香さんをブロックした後、美香さんが関わってくることは無くなった。



廊下ですれ違うたびにきつく睨まれるけど…





あの後、樹くんに教えてもらった美香さんの存在。

肩の辺りでくるんと内に巻かれた少し茶色のボブの髪の毛がよく似合って黒目がちな大きな目をした可愛らしい顔。

身長も高めで私とは正反対だ。








ただ、あれから少し変わったことがある。









玲「ねぇ、Aのこと3年の風磨って先輩が探してたけどどういう繋がり？？」




『え？3年生に仲のいい先輩なんていないけど…』



玲「え、髪も染めててちょっとチャラそうな人だったけど、大丈夫？？」









教室から離れていて、帰ってみれば親友の玲奈にそんなことを言われたり









風磨さんに友達に追加しました。



健人さんに友達追加されました。









男の人にやたらと友だち追加されたり…






誰にも連絡先を教えたりなんかしていないのに。








それだけじゃない。









この間なんて美香さんの友達っぽい子に呼び出されて、「美香の彼氏に手出すとかありえないから！！」と一方的に怒鳴られた。





誰になんと相談していいかもわからず、樹くんにだって玲奈にだって言えていない。









まるで少女漫画のような展開にベタすぎないか…？と逆に笑えてしまう。






言い方は悪いが翔太が美香さんと付き合ってから不幸ばかりだ。





とにかく学校に行きたくなくて、朝を迎えたくないと思うようになったことから寝るのも憂鬱になって夜ふかしが続いていた。









樹:Aちゃん、起きてる？









ぼーっとベッドの中でスマホを見ていると、バイブ音と共に画面の上の方に通知が出る。




樹くんからのメッセージに通知をタップし、返信する。





『うん。起きてるよ』と送信すれば、すぐに既読がついて返信が来た。








樹:少し話せない？







男の子との電話なんて翔太としかしたことが無かったし、それに電話は好きじゃない。


だけど樹くんならいいか、と『いいよ』と返信した。



するとすぐに画面に 樹 と表示されスマホが震えた。

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