王子様とかどうでもいいから私に構うのをやめてください2【BTS】

57話 ページ7

人間の生態についての本やら男と女の本など、いろいろ引っ張ってきたものの･･･







正直よく分からなかった。









｢ 男は火星から、
女は金星からやってきた･･･えっ｣





JK｢！？え、僕達地球人じゃないんですか･･･？｣





｢て、哲学的な話なのかな･･･これは求めてるものと違うっと･･･｣






その後何冊か見て見たけれど、何を言っているのかさっぱりだった。





｢ジョングク、それは？？｣






JK｢あ、保健体育の本です･･･わかりやすいかなって｣






｢へぇ･･･｣






私がページをパラパラめくると、いきなり出てきた男女。





私はパシーンっ！と音を立てて本を閉じた。





JK｢えっ｣





｢な、な、何故服を着ていないのかしら！？！？｣





JK｢え！？･･････プリンセス、もしかして、その、せ、せぃ･･･教育･･･受けてないんですか？｣







もじもじと恥ずかしそうにいったジョングクは、少し驚いていた。







｢え、あ、･･････受けて、ない｣




JK｢でも必須科目ですよね？？僕達は学校に行けないけど、家庭教師にならうはずじゃ｣






｢･････････は、恥ずかしい、じゃない｣






JK｢･･････えぇ？｣




私は頑なに保健の授業のそういうページの勉強をしようとしなかった。とにかく恥ずかしい。







普通に生活してる中で恥ずかしいから衣服を着ているのに、どうしてわざわざそんな勉強をしなくてはならないのか、私には理解できないししたくもない。







｢うぅ･･･｣







思わず縮こまっていると、クスッと笑い声が聞こえて、ポンッと頭を撫でられた。








｢ふふ、教えてあげましょうか？プリンセス｣

58話→←56話

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す