88話 ページ38
JK｢･･････馬？？はい、乗馬は得意です｣
｢じゃあ、少しお散歩しましょ？｣
私とジョングクは、2人で馬小屋に向かった。
｢ジョングク、本当は私達だけで馬に乗っちゃいけないから･･･2人で一緒に乗りましょ？｣
JK｢え！？あ、は、はぃ･･･｣
慌てながらもジョングクは馬に乗ると、おずおずと手を差し伸べてくれた。
｢ふふ、ありがとう｣
ぴょんっと飛び乗ると、気恥しそうな笑みを浮かべて私達は少しだけ散歩をはじめた。
パカパカと音を鳴らして走る馬に乗りながら、私達はなにも話さなかった。
ジョングク、気を使ってくれてるのかな。
それとも･･･
｢ねぇ、ジョングク｣
JK｢はぇ！？は、はい！なんですか！｣
｢もしかして･･････
緊張してるの？｣
ジョングクは、私を後ろから抱きしめるように紐を握っている。
そっとジョングクに体重をかけると、少し早い鼓動を感じた。
JK｢･･･っ、当たり前じゃないですか･･･あなたがこんなに近くにいるんだから｣
唇をきゅっとしまって、私にあまり近づかないように我慢しているような顔をしたジョングク。心做しか、息を止めているような気がする。
｢そ、そう･･･｣
ジョングクのその表情に、私までなんだか恥ずかしくなった。
JK｢あ、あの･･････何か、悩んでますか？｣
｢え？｣
JK｢さっき、会った時、思い悩んでるような顔してたから･･･｣
｢そう、かな｣
JK｢･･････････････････
プリンセス、婚約者、決まりました？｣
婚約者
その言葉にやけに敏感に反応してしまった。
JK｢その、プレッシャー、ですよね？俺、結構甘やかされて育ってきたんです。ほら、ヒョンがあんな感じだから･･･｣
ホソクのことか、そう思ったら何となく納得した。
JK｢だから、政治とか、そういうのよくわかってなくて･･･俺がだらだらゲームしてたり、趣味にいそしんでいた間、プリンセスは必死に勉強して、すごく頑張ってたのかなって、そう思ったらなんか、自分が恥ずかしくなりました。｣
｢そんな、ジョングクは、ジョングクなんだから、そんなこと考えなくていいのに･･･｣
私が小さな声でそう言うと、ポンッと頭に手がのった。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 1192人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「BTS」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
むふ。(プロフ) - オチはゆんぎがいいです！！ (2020年4月28日 2時) (
レス) id: e6d8791f47 (このIDを非表示/違反報告)
もに - オチはジミンかテテがいいです！ (2020年4月22日 9時) (レス) id: f74527ec32 (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - ホソク希望です!!!全員のオチが見られたら1番嬉しいです…!何人かだけでも大変だと思いますが書いていたたげたら嬉しいです！頑張って下さい( 'ω' )/ (2020年4月22日 3時) (レス) id: 469a848160 (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ(プロフ) - はじめまして(^^)テヒョン希望です。よろしくお願いします。 (2020年4月21日 3時) (レス) id: 9b3c6b24c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆも - ユンギ落ちがいいです！！ (2020年4月21日 0時) (レス) id: 16a0a29212 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：アコ
| 作成日時：2020年4月7日 0時
