83話 ページ33
頭からユンギを消し去るために、テラスに散歩に行く。
そして、空を見上げる。
綺麗な夜空。
無数にきらめく星。
｢･･････｣
｢プリンセス｣
その声に振り向くと、眼鏡をかけたナムジュンがいた。
｢あ･･･｣
RM｢おはようございます、体調は大丈夫ですか？｣
｢うん、平気。ここにいると、変な気分になるわね、場所移動しましょう？｣
RM｢ああ、なんだ。気づいていたんですね。てっきり本物だと思っているのかと｣
ナムジュンは口角を上げて笑うと、｢国王様は知っておられますか？｣と聞いた。
｢･･･知らないわ。言えない。私のためにしてくれてる事だから。いつまでも夢の世界にいるしかないの。｣
｢そうですか。まあ、出先で星がほとんど見えないと仰っていたので、勘づいているのかとは思っていましたが･･･｣
｢綺麗だって思ってるのはほんとよ？･･･でも、さすがにもうそんなのに騙される歳でもないもの。｣
目の前にうつる綺麗な星空は、全て偽物の空だった。小さな頃、私が星空を見たいと呟いたとき、いつの間にか私の目の前に現れるようになった。
いつしかこれが、お父様によって映し出されたただの光の映像だということに気がついた時、申し訳なさでいっぱいになった。
だからずっと、知らないままでいる。
無邪気な子供のままで、いる。
RM｢･･･あなたと話す度に思うんです。｣
｢･･･？｣
RM｢いつも、何かを隠してるように見える。笑っているのに、苦しそうなんです。まだ18年しか生きていないはずなのに、人生に疲れた様な顔をしている。それは、何故ですか？｣
ナムジュンの言葉に、ぐっと息が詰まる感覚がした。
そんなはずは無い。私はいつだって、隠して生きてきたんだから。
でも、見抜かれている？
テヒョンにも、似たようなことを言われた。
｢そんなこと、｣
正直、焦っていた。
そんなことお父様が知ったら、きっと悲しんでしまう。お父様からの謝罪の言葉を、私は1番聞きたくないのだ。
RM｢自由を、求めていますか？｣
｢･･･っ｣
否定しなければならない。
なのにどうして、私の口は動かないんだろう。
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むふ。(プロフ) - オチはゆんぎがいいです！！ (2020年4月28日 2時) (
レス) id: e6d8791f47 (このIDを非表示/違反報告)
もに - オチはジミンかテテがいいです！ (2020年4月22日 9時) (レス) id: f74527ec32 (このIDを非表示/違反報告)
cocoa(プロフ) - ホソク希望です!!!全員のオチが見られたら1番嬉しいです…!何人かだけでも大変だと思いますが書いていたたげたら嬉しいです！頑張って下さい( 'ω' )/ (2020年4月22日 3時) (レス) id: 469a848160 (このIDを非表示/違反報告)
ちぴ(プロフ) - はじめまして(^^)テヒョン希望です。よろしくお願いします。 (2020年4月21日 3時) (レス) id: 9b3c6b24c7 (このIDを非表示/違反報告)
ゆも - ユンギ落ちがいいです！！ (2020年4月21日 0時) (レス) id: 16a0a29212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アコ
| 作成日時：2020年4月7日 0時
