王子様とかどうでもいいから私に構うのをやめてください2【BTS】

80話 ページ30

俺は今、最低なことをしようとしてる。それは理解してる。







頭ではわかってるくせに、止めようとしないどうしようもないクズだ。








風邪で動けない目の前のプリンセスに、イケナイコトをしようとしてるのは、俺なんだから。









SG｢･･･ごめん｣






多分、こいつに聞こえないくらい小さな声で謝る。意味の無い謝罪。それでも、ほんの少しの理性が、俺にそうさせたから。








｢･･･？ゆん、･･･！！ん、ぅ･･･ん、っ｣






SG｢ん、･･･口、開けて｣





押さえつけなくても抵抗のできないAに優しく、いや、欲を満たす様にキスをする。






｢ん、ぁ･･･｣





SG｢ん･･･いい子。･･･ん、ちゅ、｣






熱で頭が回らないのか、俺の言う通りに口を開ける。その従順さに、俺の理性はもっともっと無くなる。







｢ぁ、んっ･･･ぅ、･･･っ｣







熱のせいで、Aと絡み合う舌も、唇も、恋人繋ぎになった手も、あつくてあつくて、溶けてしまいそうだった。







でもそれは、Aも同じようで。








｢はぁ、はぁ･･･っゆん、ぎ、あつい、よぉ｣







大きく息を吸うAは、潤んだ瞳で俺の手を弱々しく握りながらいった。








なんだよ。






なんなんだよ。






そんなの、脱がせてくれって言ってるみたいじゃないか。







SG｢･･･っ、｣







ぐっ･･･と自分のアレが大きくなるのがわかった。








やばいだろ、破壊力。









可愛すぎて、俺が先にダメになりそうだ。

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