生意気ジョングクお断り！2

68話 ページ18

「あ、の、こんなにお客さんいるのに･･･」




「あ？あぁ･･･別にこっちが本業じゃねーし、今いる客追い出したりはしねーよ。お前はこっち。」




「え？わっ！」







クイッと親指で指さしたかと思うと、私の手を引っ張ってカウンターの奥のへやに入った。








「あ、ユンギヒョン帰ったんですね！･･･あれ、Aちゃん？」



「あ、あんにょんはせよ･･･」





少し驚いた顔をしたナムジュンさんをみて3回くらい頭を下げると、ふふっと笑って「いらっしゃい」と言ってくれた。








中はキッチンで、その奥にドアがいくつがあった。







「珍しいですね、ヒョンがここまで人を入れるの。料理が得意なジニヒョン以外絶対に中に入れないのに」





ナムジュンさんが少しにやにやしながらそう言うと、うっとおしそうな顔をして「作業室奥なんだからしょうがねぇだろ」といってナムジュンさんの前を通り過ぎた。






ニコニコしたナムジュンさんに戸惑いながらも会釈をして、ユンギさんのいう作業室に向かった。








ユンギさんによって握られた手首が、少し熱く感じた。

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