キャンディが1個 ページ1
小さな小さな、貧しい家だった。
継母にいつもこき使われ、冬の今でも薪割りを外で何時間もやらされている。
｢はぁー･･･はぁー･･････手、冷たいや｣
何度擦っても寒さで赤くなった手は、指を曲げた感覚すら分からないほどに冷えてしまった。
弟のジミンは、父と森の先へと出かけているため、また帰ってこない。ジミンがいないと、心細いな。
ひとつ割るのにも時間がかかってしまって、斧を握れなくなってしまった頃、｢ヌナ！！？｣という優しい声が聞こえた。
JM｢なんでこんな吹雪の中で･･･まさかまたあの人に言われたの？手が真っ赤だ、顔も冷たい･･･｣
｢ジミン･･･おかえり。心配しないで、大丈夫だよ｣
ジミンが私の手から頬をぺたぺたと触る。ジミンの手も充分冷たいはずだけど、ジミンの手が暖かく感じるほど私は冷えてしまったらしい。
｢A･･･中に入りなさい。風邪をひいてしまうよ｣
｢はい･･･。｣
父にそう言われて、やっと家の中に入れる。震える体をジミンに抱きしめてもらいながら、何とか毛布にくるまる。
JM｢ヌナ、ちょっと休んだら？一緒に寝ようよ、僕隣にいるし。｣
｢うん･･･そう、する･･･｣
ジミンにもたれ掛かりながら、私のまぶたはゆっくり閉じて言った。
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あすか(プロフ) - ファンタジーですごく面白いです！早く続きが読みたいです！ (2020年10月24日 0時) (
レス) id: 15a30d915f (このIDを非表示/違反報告)
ぱくちか - ゆんぎいいい！！優しい優しいお砂糖ゆんぎ!!全然よく分からない話じゃないですよ！男ジミンちゃんもめっちゃよかったです!!続き楽しみにしてます！ (2020年6月5日 22時) (レス) id: b91f472724 (このIDを非表示/違反報告)
んっ...///やっ..あっ//// - ﾄﾞSジミンちゃん来たｧｧｧｧｧｧｧｧ！！！！！！！ (2020年6月2日 4時) (レス) id: 63cd4095fc (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - ぱくちかさん» ぱくちか様、いつもコメントありがとうございます、、！なるべくたくさん更新しますね！ (2020年5月20日 3時) (レス) id: 14947a29ad (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - kamekichipakupaさん» コメントありがとうございます！私の作品にたどり着いてくださっただけでも、とても嬉しいです！お気になさらず！いつもありがとうございます、これからもぜひ読んでください！ (2020年5月20日 3時) (レス) id: 14947a29ad (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アコ
| 作成日時：2020年5月2日 18時
