隣の彼女 ページ1
数学の時間。
みんながひたすらに問題を解いていく中、俺はひたすらに隣の彼女を見ていた。
綺麗なツヤツヤの黒髪をサラッと耳にかけ、シャーペンの頭を唇の端にちょこんと当てて考える姿がたまらないと、クラスの男どもが言っていた。
彼女のせいで俺は散々羨ましい羨ましいと妬まれたんだ。
「･･･ジョングクくん、何か用？？」
俺のあからさますぎる視線に限界を迎えたのか、苦笑いしながら俺を見た。
長いまつ毛、雪のように綺麗な白い肌。暑いのか、少しだけ赤い頬。ぷるぷるとしたピンク色の唇。化粧は一切していないのにふわふわと香ってくる甘い香り。確かにこれは、『可愛い』かもしれない。
「あの･･･」
隣の彼女がさらに困った顔で苦笑いをした時、バシッと言う音と共に頭に軽い衝撃がきた。
「いって！」
「バカ、見すぎだよ。」
後ろの席のジミンに分厚い教科書で頭を叩かれたらしい。ちなみにこいつはむっつりだ。分厚い黒縁メガネをして真面目そうにしているくせにそういうことに関しては1番詳しいと思う。多分。
「叩かなくてもいいだろ」
「困ってるだろ、カンさん」
ジミンがチラッと俺の隣を見ると、戸惑った顔で笑ったカン・Aがいた。
「･･･困った？」
「え？あぁ･･･ずっと見られてたようなきがして、ちょっと戸惑ったかも？笑」
困ったように眉を下げて笑う彼女に、クラスの男どもがざわついたのが分かった。
「カンさんが笑った･･･」
「可愛い･･･っ」
「ずりぃぞジョングク〜」
ざわざわし始める教室に、先生が「はいはい、集中ー。プリント提出今日までだからねー。」と軽い脅しをかけられたので、みんな少しざわつきながらも取り掛かり始めた。
隣の彼女は、なんとも言えない顔で少しだけ俯いていた。
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Airi - 最高です！めっちゃ話に入り込めるw更新頑張ってください！ (2020年3月23日 21時) (
レス) id: c696a2cd7a (このIDを非表示/違反報告)
ななみ - もう最高です！次も楽しみにしてます！ (2020年3月23日 2時) (レス) id: b7934e3917 (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - NAKOさん» まさか待っててくださる方がいるなんて、、！大変お待たせ致しました！新作を思いついたのですがその前に溜まった作品を消費しようと思い、書き進めていきます！！最後までよろしくお願いします！ (2020年3月19日 20時) (レス) id: 14947a29ad (このIDを非表示/違反報告)
NAKO(プロフ) - 更新ずっとずっと待ってました。嬉しいです！(´；ω；`) (2020年3月18日 15時) (レス) id: 945b78ea37 (このIDを非表示/違反報告)
ワールドワイドハンサム - コメント返事嬉しいです！ジョングク、我慢出来ないのわかるよ。笑笑アコさん、本当に最高です！待ってまーす！ (2019年12月31日 2時) (レス) id: 61705e5b9d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アコ
| 作成日時：2019年11月24日 9時
