36話 ページ36
カットの声がかからない。つまりまだ、演技は終わってない。正直これ以上見るのは、辛いかもしれない。
「オッパ、私は･･･」
Aちゃんは、ユンギヒョンの腕にそっと触れると、ユンギヒョンと向き合うように振り返った。
しばらく見つめ合う2人。それだけでも、胸が張り裂けそうなほど痛いのに、徐々に近づいていく2人の顔が、演技だとわかっているのに嫉妬で狂ってしまいそうで見たくなかった。
それでも、見たくないのに、あまりにも絵になる2人の姿から、目をそらすことが出来なかった。
あと数センチで唇が触れ合ってしまう距離になった所で、やっとカットの声がかかった。
もしカットの声がかからなかったら？そう考えたら、高いところから落ちそうになった時みたいに心臓が苦しい程鳴っていた。
真っ白なワンピース姿も、可愛くメイクした姿も、全部全部、見たことないのに。ユンギヒョンに先を越されてしまった。
悔しい。
ユンギヒョンによって、こんなにもAちゃんが好きだってことが痛感させられたことが、悔しくて、たまらなかった。
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アコ(プロフ) - やかやさん» ありがとうございます^^* (2018年12月6日 22時) (
レス) id: 37a20c0f14 (このIDを非表示/違反報告)
やかや - 最高です_(._.)_ (2018年12月5日 20時) (レス) id: 5ec3b41343 (このIDを非表示/違反報告)
アコ(プロフ) - Aoさん» ありがとうございます(><)文才がないのでごちゃごちゃですが頑張ります！ (2018年10月14日 17時) (レス) id: 37a20c0f14 (このIDを非表示/違反報告)
Ao(プロフ) - 面白いです、応援してます！ (2018年10月14日 17時) (レス) id: 3da125ed1c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：アコ
| 作成日時：2018年10月10日 7時
