魔法を信じて (ページ3)

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人助けページ3

小学生時代、この時が1番魔法に興味があった

小さい頃から内気な性格で友達が少なかった
異性もいなければ同性の友達でさえ

その理由のひとつとして魔法が嫌いだったから
この頃のみんなは「魔法使いになりたい！」「魔法で誰かを笑顔にしたい！」とか言ってる子が多かったから

それで学校では誰とも喋らず本を読んで過ごしていた

学校が終わり下校していた時の事

「返してよ！」
公園近くで女の子の声が聞こえた
「(誰かいる…)」
気になってしまい公園を見ると

「(女の子…と男の子？)」
1人の女の子の周りに2人の男の子が
可愛らしい猫柄のハンカチを上に上げている
「返してよ！私のハンカチ！」
女の子は少し涙目になっていた

「誰が返すかよ！ほれパス！」
「キャッチ！ほら取ってみろよ！」
これは少しやりすぎだ、女の子が可哀想に思ってきた

「(とりあえず助けてあげるか)」
人生初の人助けだ