No.39*チョコレート ページ49
華恋side
「何で、俺はここに居るんだ?」
えーと言っていいのかな?
「聞きたい??」
「勿論」
*
公園を出てふらふらしながら歩いている時だった。
「おい。手前、小鳥遊華恋か?」
声のした方を向くと車に乗った男性が話し掛けてきた。
誰?この人。
「……た、小鳥遊です…貴方は、どちら様ですか?」
こんな危なそうな人に名乗って良かったのかな?
すると、男の人は車から降りてきた。
オレンジの長めの髪で、帽子を被った少し小さめの人。
「俺は、中原中也だ。」
中原中也??
あっ。
「治の相棒さん?」
こてんと首を傾げて言うと、般若の様な顔になった中原さん。
「青鯖の名前を出すんじゃねェ。元だ、元。」
青鯖って治の事かな??
「手前、さっさと車乗れ」
「……葵とか治とか乱歩さんに、知らない人の車に乗っちゃダメって言われてる。」
私の言葉に盛大に溜め息を吐いた中原さん。
「葵も乗ってんだよ。探偵社まで送ってやるから」
葵?!
「乗る」
中原さんは助手席を開けてくれた。
「あ、ありがとうです」
ぺこりと頭を下げ、助手席に乗り込み後ろを向くと、葵が居た。
少し苦しそうな顔をしていて、私の顔も少し歪む。
「早く、前向け。行くぞ」
「は、はい、!」
前を向き急いでシートベルトを閉めた。
それから、十数分で探偵社に着いた。
中原さんとの世間話は結構楽しかった!!
「中原さん、ありがと(*´˘`*)」
「あぁ。早く誰か呼んでこい」
「は〜い( ´ ▽ ` )ノ」
そう言い、探偵社へのエレベーターに乗ろうとした時だった
「あっ、治」
「華恋じゃあないか!どうしたんだい?」
中から治が降りてきた。
「中原さんが葵と一緒に送ってくれ____「蛞蝓に?」
蛞蝓?
「中原さんだよ?」
「中也はどこに居るんだい?」
「葵と外だよ?」
治が外に出て行こうとしたから、付いていこうとすると
「華恋は国木田君を呼んできてくれるかい?」
「んー、分かった!!」
治が優しい笑みで頭を撫でてくれた。
「さぁ、行ってきてくれたまえ」
エレベーターに乗り、探偵社まで行く。
「華恋か。太宰を見なかったか?」
「葵寝てるから来て?」
コテっと頭を傾げて言うと、探偵社をダッシュで出ていった独歩。
下に行っていいかわ分からず、探偵社で待っていると独歩が葵を姫抱きにして帰ってきた。
そして、医務室のベッドに寝かした。
*
「こんな感じだよ?」
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龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - 朝霧 おちあさん» 分かりました!そうなるかは分かりませんがオチを作ることになったらまたアンケートする“かも”なのでその時もよろしくお願いします!華恋のオチは無いという方向ですか? (2017年11月19日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 おちあ(プロフ) - 葵さんは、中也さんオチでお願いします!!ポッキーゲーム、凄く良かったし面白かったです!! (2017年11月19日 21時) (携帯から) (レス) id: 5d9e9332dc (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン(プロフ) - はい!頑張って下さい!! (2017年7月8日 22時) (レス) id: de0562a59f (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - 桃色レイカンさん» 分かりました!!では、番外編ということで、葵との絡みを書かせてもらいます!! (2017年7月8日 19時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン(プロフ) - 葵で、お願いしますっ!!この作品の押しキャラ葵なので、がんばってください!!あっ!!華恋も大好きですッ!!あの可愛い天然さが!!! (2017年7月8日 13時) (レス) id: de0562a59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍神邪炎&チョコレート x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年6月3日 14時