【文スト】チート少女＋天然少女＝最強

No.37＊チョコレート ページ47

華恋side

書類整理は終わった〜！

でも、任務は………

「私が代わりに行こうじゃあないか！」

「は？お前が行くのか？」

「そうさ、私が行くのだよ！敦くん付いてきたまえ！」

「は、はい！」

治が敦を連れて行っちゃった。

独歩は倒れちゃって、晶ちゃんに連れてかれちゃった。

探偵社には誰も居ない。

葵を探さないと。

こっそり探偵社を抜け出した。

ふらふらと歩き、葵を探す。

まず、葵に謝らないとね！！

他のことは後で！！

この間雪合戦した公園に来てみたけど、やっぱり葵は居なくて。

でもその代わり、違う人物が居た。

「………サ、キ？」

心臓がギシリと音を立てた気がした。

「私は、華恋を誘いに来たんだ！」

「私、を？」

「フシには私からお願いするから、戻って来てくれないかい？」

サキは私に手を差し伸べ笑顔で歩寄って来る。

「華恋には、普通は似合わない。だろう？」

私は、普通でいい。

のに、言葉が出ない。

「華恋は、上に立てる人間だよ。探偵社なんかにいちゃいけないに決まってるじゃないか。


＿＿＿＿＿＿＿＿＿さぁ、戻って来たまえ」

「そ、れは。昔の話だよ」

俯きながら呟いた。

「華恋は、もっと強かっただろう。どうして、そんなに弱くなっちゃったんだい？」

純粋な疑問をぶつけてきたサキ。

ギリギリと軋む胸を抑えながら後ろに後ずさった。

「それが答えな訳無いよね」

微笑んだサキはこちらに歩いて来て、隣までやってきた。

「また、誘いに来るから待っていたまえ」

終始微笑みながら行ってしまったサキ。


向こうに戻るべきなのかな？

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