【文スト】チート少女＋天然少女＝最強

番外編【ポッキーの日】６ ページ44

「華恋ちゃん、大丈夫だった？」

中島は、リビングへ向かう途中、華恋に声をかける

すると、華恋は、ぎこちない笑みを浮かべ、「大丈夫だよ！」と言った

もちろん、中島もそれには気づくわけで、

「え、」

華恋を壁に追い詰め、トンッと手を置いた

「そんな顔、しないでよ」

悲しそうに言う中島に、華恋は心が締め付けられる

「ごめんね、敦。ただ、私は」

迷惑かけたくないだけなの、

そう言おうとしたが、それは、中島により防がれた

「な、何を、」

華恋は戸惑うが、中島は、平然と

「キス、しただけだよ」

と、言った


「確かに、僕は他の皆と違って大人じゃないし、頼りにくいかもしれない

でもさ、話くらいは、聞いてあげれる

だから、無理しないで？＿＿＿＿＿＿＿」

その言葉は、華恋の胸に、すとんと落ちてきて、

華恋は、さっきあったことを全部話した


「…………へぇ、そんなことが」

話し終わり、華恋が中島を見上げる

すると、中島の顔は、今まで見たことないくらい(真っ黒い)笑みだった

「ごめんね？華恋ちゃん。僕、ちょっと用事できちゃった。だから、先いってて？」

華恋は、これに逆らったらぶっころころされちゃうのを察知し、「うん」と言った





─── 数分後

葵は、驚くべき光景を目にした

リビングには、

ナオミ、鏡花に慰められている華恋

尾崎、樋口、広津に怒られている森と中原

梶井に何があったのか聞かれている国木田と芥川

そして、自分の家かのように寛いでいる立原、宮沢、福沢が居たからである

…………まぁ、葵と中島も相当おかしい

なんせ、手には、気絶している谷崎とフルボッコにされた太宰、そして、お菓子を禁止された江戸川があったのだから


そして、皆が目覚めた後、すぐに解散となり、葵は華恋の家に泊まっていった






もちろん、それから一週間、

ポッキーゲームに参加した男達は、二人に無視された

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