番外編【ポッキーの日】4 ページ42
続いては華恋
葵の方とは違い、初々しい雰囲気が流れていた
「あっ、あのさ、」
谷崎が、顔を赤らめながら華恋の方を見る
「ん?なぁに?」
華恋の、こてんという効果音が付きそうな可愛さに、谷崎は内心悶えながらも、心配そうな声色で、こう言った
「さっき、僕でよかったって言ったでしょ?
ほ、ほんとに良かったよかな……って」
谷崎は、ずっと不安だった
自分よりも、太宰や江戸川、中島の方がよかったのではないかと
だが、華恋は、そんな谷崎の不安を拭い取るかのような笑顔を谷崎に向け、
顔を赤らめながらこう言った
「えっと……、私ね?葵からポッキーゲームの話を聞いた時、びっくりしたの。
でも、ちょっとやってみたいなぁって思って……。
その時、一番最初に顔が浮かんだのが、」
_______じゅっ、潤くんだったの……!
「……………ぇ、」
谷崎は分かっていた
華恋は、自分に対して、“恋愛的な”好意を持っていないと
だが、例えそれが分かっていようとも、それは、とても嬉しいもので、
「そっか……」
顔が紅潮するのが、自分でも理解出来た
「……………」
「……………」
暫くの間、沈黙が走る
すると、急に華恋は立ち上がり、テーブルの上にあるポッキーを一本取り、自分の口に咥えた
「
そう言って、華恋は近くのベッドの上に座る
谷崎は、一瞬戸惑ったが、覚悟を決め、ベッドの上に腰掛けた
「じゃあ、やるよ?」
谷崎も、ポッキーの先端を咥え、ポキポキと食べていく
次第に、二人の顔が近づき、恥ずかしさのあまりに華恋がポッキーを折ろうとしたその時、
谷崎は、がっと華恋の後頭部を掴んだ
「!?」
華恋は、急なことで理解が追いつかない
「!」
すると、谷崎と葵の視線が絡み合う
華恋は咄嗟に逸らそうとするが、谷崎の熱い眼差しを受け、逸らすことが出来ない
そして、そんなことをしていると、華恋は唇に違和感を覚えた
「……ぁん………ぅんぅ…」
舌を入れられ、吐息混じりの甘い声が漏れる
華恋は、必死に声を抑えようとするが、
それは谷崎にとっては逆効果で、
「……ぃっ……んっ………ぁッ……」
軽く舌を噛まれたり、歯茎を
いつもとは違う、まるで獣のような目をした谷崎に、華恋の口内をかき乱された
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龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - 朝霧 おちあさん» 分かりました!そうなるかは分かりませんがオチを作ることになったらまたアンケートする“かも”なのでその時もよろしくお願いします!華恋のオチは無いという方向ですか? (2017年11月19日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 おちあ(プロフ) - 葵さんは、中也さんオチでお願いします!!ポッキーゲーム、凄く良かったし面白かったです!! (2017年11月19日 21時) (携帯から) (レス) id: 5d9e9332dc (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン(プロフ) - はい!頑張って下さい!! (2017年7月8日 22時) (レス) id: de0562a59f (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - 桃色レイカンさん» 分かりました!!では、番外編ということで、葵との絡みを書かせてもらいます!! (2017年7月8日 19時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン(プロフ) - 葵で、お願いしますっ!!この作品の押しキャラ葵なので、がんばってください!!あっ!!華恋も大好きですッ!!あの可愛い天然さが!!! (2017年7月8日 13時) (レス) id: de0562a59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍神邪炎&チョコレート x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年6月3日 14時