【文スト】チート少女＋天然少女＝最強

No.34＊龍神邪炎 ページ37

『無理を………、無理をしすぎるでない』


葵「ハハッ。なーに言ってるんですか

俺は無理なんて………」


そう


俺は


無理なんてしてない


だから、


だから、


零れ出てくる涙よ


止まっておくれ


紅葉「…………泣きたい時は泣くんじゃ

わっちが慰めてやろう」


ﾌﾟﾁﾝｯ


その言葉と同時に、俺は、いや、私は、声を上げて泣いた


『なんで、どうして』


そんな言葉を漏らしながら＿＿＿＿＿＿＿


＊


ﾊﾟﾁｯ


二度目の目覚め

先程(？)と同じようにベットに寝かされており、傍らの椅子には、メモと着物が置いてあった

【泣き疲れて寝てしまったようじゃな。わっちも傍にいてあげたかったのじゃが、任務があってのう。そうじゃ。少し落ち着いたら、その着物を着て首領室へ行っておくれ。首領がお呼びじゃ】


………………いや、着物着る必要あるか！？←

そう思ったが、今の格好(長襦袢のみ)では、流石に外には出られないため、俺は、用意された着物を着て、首領室へ向かった

＊

葵「はぁ。やっと着いた」

医務室からここに来るまで

色々なチェックを受け、もう疲れ果てた俺氏


葵「きっと…………」

きっと、鷗外さんにも色々聞かれるんだろうなぁ


…………………その時、


俺はどう答えればいいのだろう


どう接すればいいのだろう


そんな考えが頭の中を渦巻く

だが、こんなことを考えたところで何も変わりやしない

そう思い、俺は、首領室へと足を踏み入れた

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