【文スト】チート少女＋天然少女＝最強

No.31＊チョコレート ページ34

華恋side

華恋「葵っ……！」

皆に苦虫を噛み潰したような顔をしていた。

そして、探偵社では少しの間沈黙が続いた。



独歩「俺は葵を探してくる」

急に立ち上がった独歩は、そう言った。

治「国木田君。今、葵の元に行ったとしても葵に何が出来るんだい？国木田君は葵の親じゃ無いのだよ？」

独歩「そんな事俺にも分かっている。だが、今葵を１人にしておけん。」

そういい、独歩は探偵社から出ていってしまった。

晶子「妾もちょっと行ってくるよ。華恋、あんたは探偵社から出るんじゃないよ」

華恋「う、うん。分かった…。」

私も探しに行くと言おうとしたけど、そんな事は言ってはいけないような気がした。

賢治「与謝野さん！僕も、葵さんを一緒に探しに行きます」

そう言うと、晶ちゃんもく賢治君も言ってしまった。

治「華恋、私は国木田君を探しに行ってくるよ。谷崎君と鏡花ちゃんも一緒に行こう。」

潤「、はい！」

鏡花「………分かった、！」

敦「僕はどうしたらいいんですか？」

治「敦君は華恋と留守番しといてくれ給え」

治も潤君も鏡花ちゃんも行ってしまった。


探偵社に残ったのは乱歩さんと敦と私の３人。

乱歩「僕、ちょっと社長の所に行ってくる」

社長室へと言った乱歩さん。


少しの沈黙の後、私は敦に声をかけた。

華恋「……又、葵に迷惑かけた。傷付けた」

敦「僕は、それは自分で決めることじゃないと思うな」

敦の方を見ると、敦も私の方を見ていた。

華恋「……どうして？」

敦「もし、僕が任務があって書類をやってって頼むとするしでょ？」

華恋「…うん」

敦「僕は、大変だったかな？迷惑かけちゃったかなって思うけど、華恋ちゃんは、どう思う？」

華恋「迷惑じゃないし、敦のお手伝いが出来るなら嬉しい」

敦「ほら！上手く説明出来ないけど、僕が迷惑かなって思っても違う事ってあるでしょ？だから、葵さんにも迷惑かけたか傷付いたか聞いてみないと分かんない！から、国木田さんや太宰さんの帰り待とう？」

華恋「……うん！」

葵に帰ってきてもらって、ちゃんと聞かないと。

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