【文スト】チート少女＋天然少女＝最強

No.13＊チョコレート ページ15

華恋side

私の言葉に顔を青くする葵。

えっ？どうしよう？

そう思っていると、私の方に倒れて来た葵。

華恋「葵？ねぇ、葵！！」

何度読んでも目を覚まさない。

その時、スマホが目に入った。

そうだ、探偵社のメンバーに。

急いでスマホを手に取り、電話帳の中から探偵社のメンバーを見つけ電話をかけた。

華恋「治！治！」

治『どうしたんだい？何があったんだい？』

華恋「葵が葵！うぅ……葵を助けて……」

治『今すぐ行くからそこで待って居てね？』

プープーと電子音がスマホから聞こえる。

葵ゴメンね。

＊

治「華恋！葵は大丈夫かい？」

独歩「葵は無事なのか？」

華恋「意識を失ってるだけみたいだけど……」

治と独歩、敦が来てくれた。なんか、悪い事しちゃったな。

敦「僕が探偵社まで運びましょうか？」

独歩「いや、俺が運ぶからいい。敦は、与謝野女医に言って医務室を開けてもらっといてくれ」

敦「分かりました」

敦は足を虎化して行ってしまった。

独歩「太宰。俺は葵を連れて先に行く。華恋を頼んだぞ」

そう言い小走りで行ってしまった。

さっきあんな事しちゃったから気まずいな。

華恋「治、さっきはごめ_____

治「葵に聞いたのだろ？私が悪いから、華恋は謝らないでくれ給え」

治は下を向きながらそう言う。

華恋「じゃあ、もうこの話は終わりね。早く帰ろう！」

治の手を握り走り出した。

＊

ガチャ バタッ

華恋「ただいま！！葵は？」

探偵社の扉を開け、叫ぶ。

乱歩「華恋！葵は医務室だよ」

医務室か。医務室に向かおうとした足を止め、後ろを振り返る。

華恋「葵が起きたら、治も乱歩さんも謝ってね？」

そう言い、医務室に入ると葵はベッドに寝ていた。

華恋「晶ちゃん！晶ちゃん！」

晶子「華恋かい。葵はまだ寝ているよ」

華恋「ベッドの横の椅子座っててもいい？？」

晶子「好きにしな」

晶ちゃんにありがとうっと言い、ベッドの横に座る。

華恋「早く、起きてよ。雪で一緒に遊ぼう？疑っちゃってゴメンね」

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