No.12*龍神邪炎 ページ14
葵side
数十分ほど泣き、すっきりしたので、家に帰ろうとすると、華恋の声が聞こえた。
どうしたのだろうか?そう思い、声の方を覗くと、そこには、華恋より二倍ほど大きい雪だるまと華恋がいた。
葵「何やってるんだ………?」
そう思い、近づいた、その時、
____________________氷が頬を掠った。
あぁ。嫌われてしまったのか。
・
・
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でも、今回のは自業自得かな。
葵「ごめんね。華恋。」
能力を解除して、そう言った後、背中を向けて歩き出そうとすると、雪の壁がそれを拒んだ。
華恋「………………………………葵?」
そう呼ばれたので振り返ると、華恋は泣きながら抱きついて来た。
華恋「葵!!!」ギュッ
あぁ、やっぱり華恋がいると落ち着く。
醜い気持ちが浄化されたく気分だ。
そう思い、俺は、華恋が泣き止むまで頭を撫で続けた。
*
華恋「うぅ、ごめんね?」
葵「いい。気にしてないから。でも、急にどうした?」
そう聞くと、華恋は、涙目になりながら、こう語ってくれた。
華恋「最近葵と全然会えてなくて寂しかった。でも、久しぶりに会えたと思って嬉しかったのに、葵は、いつの間にかどっかに行っちゃってて。
嫌われちゃったのかな。なんか酷いこととかしちゃったかなって不安になって。
それで、晶ちゃん達とトランプしてたら、葵の声が聞こえたような気がして行ってみたら、呆然と立ち尽くしてる治達が居て。
あぁ、やっぱり嫌われちゃったんだって思って、我武者羅に走ってたら、この公園にたどり着いたの。」
俺は、知らない内に華恋を傷つけていたのか。
葵「そっか。そうとは思わずごめん。
実はね_________________________」
それから俺は、自分の醜い気持ちの事、どうしていなくなったのかという事、全て打ち明けた。
*
そして、全てを話し終わった時には、涙が零れ落ちていた。
華恋「葵も、辛い思いをしてたんだね。
もし良ければだけど、葵の過去、教えてくれない?」
そう言われた途端、背筋が凍った。
______『君に生きてる意味ってあるの?』
______『あんたさえ居なければ……!!!』
______『お前なんか死んでしまえ。』
あぁ、過去がフラッシュバックしてくる。
そして俺は、意識を手放した。
最後に見えたのは、華恋の焦っている顔だったかな………。
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龍神邪炎@田中くんになって太田が欲しい(プロフ) - 朝霧 おちあさん» 分かりました!そうなるかは分かりませんがオチを作ることになったらまたアンケートする“かも”なのでその時もよろしくお願いします!華恋のオチは無いという方向ですか? (2017年11月19日 22時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
朝霧 おちあ(プロフ) - 葵さんは、中也さんオチでお願いします!!ポッキーゲーム、凄く良かったし面白かったです!! (2017年11月19日 21時) (携帯から) (レス) id: 5d9e9332dc (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン(プロフ) - はい!頑張って下さい!! (2017年7月8日 22時) (レス) id: de0562a59f (このIDを非表示/違反報告)
龍神邪炎(プロフ) - 桃色レイカンさん» 分かりました!!では、番外編ということで、葵との絡みを書かせてもらいます!! (2017年7月8日 19時) (レス) id: 8839339b34 (このIDを非表示/違反報告)
桃色レイカン(プロフ) - 葵で、お願いしますっ!!この作品の押しキャラ葵なので、がんばってください!!あっ!!華恋も大好きですッ!!あの可愛い天然さが!!! (2017年7月8日 13時) (レス) id: de0562a59f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:龍神邪炎&チョコレート x他1人 | 作者ホームページ:なし
作成日時:2017年6月3日 14時