【カリスマ】凡人の私とカリスマな彼【反応集・短編集】 (ページ12)

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ヤンデレ💚 ページ12

『ねぇ、本橋』

「どうしたの？Aちゃん」

''やっぱりこんなのおかしいよ''

言おうとしたのに彼の目を見たら何も言えなくなる。真っ黒で何を考えてるか分からない。とても怖い

『いや…なんでもない』

頭に分かりやすくハテナをうかべる彼、これが普通の状況であれば可愛いとでも思っていたのだろうか

「今日は何を食べたいですかー？」

『…いらない』

最近はご飯もまともに食べていない。

「いつもそれだよね、食べなきゃダメでしょ。とりあえず適当に作るから口に入れてね？」

この状況からわかると思うけど私と彼は同棲している。
…これを同棲と言っていいのかどうかも怪しいけれど

「もぉ、君は手がかかるなぁほんとに」

語尾にハートが見える。

『今日は本当に食べたくないんだけど』

今日はいつもの5倍くらい食欲がなかった

「いっつもそれだよねーAちゃんってホント不健康」

私の頬を撫でながらうっとりした顔で目を細める
そもそもどうしてこんなことになってしまったのか、事の発端は彼が手料理を振る舞いたいって言い出した時だったっけ…そもそも私は彼のことをよく知らないし友達レベルだったはずなのに

「ま、Aちゃんは僕がいないと生きていけないんだから当然だよね」

私が何も言わないと勝手に話が進んでいく。あぁ、もうどうでもいや