千差 107 ページ7
「なあA」
私の方を見ずにひたすら右手を動かす夜トを見て子供をイメージしてしまった
「…何だ？」
夜トを見てからプリンを見た後、頬杖をつきながら上に乗っているサクランボをつまみ上げ、自分の口へ運ぶ
もう一度チラッと夜トを見ると、今度はこっちを見ていた
「もう一個いい？」
そう言って空になった器を私に見せてきた
しかも凄く綺麗に食べきってる
「好きにしろ…」
「おっしゃー！
お姉さん、バケツプリンもう一個ちょーだい！」
「え、あ、はい！
少々お待ちください…」
おい、店員さん引いてるぞ
そんなにバケツプリンが好きか
二つ目行くとかなんなんだ
高さ約２０�、幅約３０�の巨大プリンにイチゴ、メロン、バナナ、サクランボなどのフルーツが大量に入ってるんだぞ？
ありえない
いくら美味しくても、満たされない体でも、私なら４分の１で十分だ
ちなみに私はこの前カエデに勧めれれた数あるプリンのうちの一つを選んだ
何を食べても美味しいな…、今度は青夜と実火も呼んで行くか
「お待たせしました」
あ、出たバケツプリン
夜トの目が電飾みたいに光ってる
プリンの大きさと比例したスプーンを持ち、吸い込むようにプリンを頬張っている
…その間に勉強でもするか
鞄からテキストを取り出し、シャーペンを二回押した
「あれ、お前勉強してんの？」
口元を拭きながら夜トが聞いてきた
もっとゆっくり食え
「一応中学生やってるからな」
もうすでに計算中、テキストに目を向けたまま
なんとなく分かってきたが、やっぱり難しい…
「なぁ、それ俺が教えてやろうか？」
「残念、うちには優秀な神器がいるんで」
壱岐さんに教えられるなら構わないが、夜トはなんか嫌だ
「えぇー？青夜馬鹿じゃん
…あ、もしかして実火のほう？」
うん、そうだな
青夜はマジで馬鹿だ
私が言える事でもないが
「ああそうだ、て訳で先生はもう十分だから…
ってかそんな事より早くプリン食べろ！」
正直に言おう、夜トに負けて凄く悔しい
次こそは…！
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黒猫♪♪ - あの、、、続きは書かないんですか？ (2016年8月7日 13時) (
レス) id: 80ca512ce2 (このIDを非表示/違反報告)
蝶蘭 - 早く続きが読みたいです！更新待ってます。 (2016年6月28日 0時) (レス) id: ec2100ac58 (このIDを非表示/違反報告)
千差(プロフ) - 獅子王さん» ありがとうございます、これからもいい作品になるよう頑張るので応援お願いします！！ (2016年3月23日 22時) (レス) id: eb938e0fb9 (このIDを非表示/違反報告)
獅子王(プロフ) - いゃ〜、すっっっごく！面白いデス！更新頑張ってください！ (2016年3月23日 11時) (レス) id: cf45032fbb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ゆづっち 千差 | 作成日時：2016年3月6日 16時
