一日限定の彼【srr】 ページ8
あなたに書いて欲しい物語 より
「まるで魔法のようだった」で始まり、「そこに彼はいなかった」で終わる物語を書いて欲しいです。
＿＿＿＿＿♢
まるで魔法のようだった。
彼を一目見ただけで、私の何かが動いたんだ。
それは……私の懐かしの心。
転校生のそらる。
かなりのイケメンで、女子が騒いでいた。私はそんなのには興味ない。
ただ、何か……懐かしい気がしたんだ。
彼の動き、声、容姿、何から何までがなんか懐かしくて……ホントに、魔法をかけられたみたいに動きが硬直したんだ。
話しかけたら、何か分かるかな。
放課後、話しかけてみよう。
誰もいなくなった教室。私は皆がいなくなるまで、明日の小テスト勉強をしていた。
そらるは帰りの挨拶をしたらすぐに寝ていて、皆が帰っても寝ていた。
皆出ていったみたい。
『ねぇ、ねぇ。』
「んぅ……だ、れ……？」
『私はA。私さ、君のこと知っているような気がするんだけど、私と一回会ったことある？』
「知らない。」
即答してまた寝る彼。
くっそ、ダメだったか……と踵を返すと、そらるが顔を伏せたまま言った。
「でも今日限りだから。明日にはいないよ。」
『……どういうこと？』
「そのまんま。」
何を言っているんだこいつ。
そう思ったけど、あまり気にせずに帰った。
*
『おはよー！』
「あ、おはようAちゃん！」
『おはよう美沙ちゃん！』
「Aはよ。」
『お、中村おはよ。』
『あれ、そらるは？』
「そらる……？」
「誰それ〜ww」
なんで？あれ、そらる……
昨日いたよ？この空白の席に。なんで……
ふいに、そらるの昨日の言葉を思い出した。
＿＿＿＿でも今日限りだから。明日にはいないよ。
彼は……何者、、、？
なんで皆忘れてるのに、私は忘れてないの、、、？
ズキッ
あ、頭が……その場に私は倒れた。
*
『はっ！』
「あら、起きたのね？」
なんで私倒れたんだろ……
あ、そうだった、今日短距離走測るんだった！早く行かないと！
『ありがとうございます！失礼しました！』
昨日限りで姿を消した彼。
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柑橘みかん@crew(プロフ) - 夏姫さん» 幸運すぎて、ぶり〜w そうだよな、神曲だよな← (2020年10月10日 23時) (
レス) id: 0a393c33d8 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫(プロフ) - みーちゃんや！珍しい！しゃうたーさんはね、名曲じゃないんよ、神曲なんよ←は？(一応平仮名にした) (2020年10月10日 21時) (レス) id: 62745be506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柑橘みかん@crew | 作成日時：2020年10月10日 17時
