森の奥での言い伝え【mfmf】 ページ11
創作小説お題(題名提供) より
お題は
『幸せの溢れる瞬間』
『かくれんぼ』
『永遠の願い』
『白』『瞳』『本』
Let's try!!!
＿＿＿＿＿♢
かくれんぼ、かくれんぼ。
僕はいつだってかくれんぼ。
自分の"素"なんて見せたくないや。
存在は全て「かくれんぼ」して、一人本を開く。僕にとって、本を読む時間はは幸せの溢れる瞬間だ。
……もうひとつ、ある。
『まふくん。かくれんぼ、しよ？』
「いいよ、Aちゃん！」
Aちゃんと一緒にかくれんぼをする時間。
でもね、ただのかくれんぼじゃないんだよ。
『今日は…えっと、あ、あの森にしようよ！』
「そうだね！」
皆に見つからない場所に行くことを、僕らは「かくれんぼ」と呼んでいる。
だから、「かくれんぼう」じゃないんだよ。
*
本で読んだことがある。
森の奥にはトンネルがあって、そこを抜けるとあの世に繋がっていると。
Aちゃんが一緒なら、あの世もこの世も関係なかった。死んだって、構わない。
僕らはいつだって"悪役"だからね。
「行こうよ、トンネルの奥へ。」
『…うん、そうだね！』
歩き出した。
しばらく歩いていると、辺りは一面、真っ白な雪景色になった。
と思ったら、ピンク色の花びらが舞い出した。
きらきらと星が光っている。
何もかもが見たことのない景色で、思わずきゃっきゃとはしゃいだ。
空に何かが浮いている。
＿＿＿＿＿悲しそうに笑っている、白い瞳の天使だ。
降りてきた。
天使さんは、僕達に聞いた。
「貴方たちの"永遠の願い"はなんですか？」
「Aちゃんと一緒にいることだよ。」
『まふくんとずーっと一緒にいること！！』
「……叶うはずじゃなかったんだけどね。君たちは特別な子だよ。感謝してね。」
天使さんはそう言い、青い煙をもくもくと僕らの周りに出した。吸い込んだ僕らは、意識を失ってしまった。
*
かくれんぼ、かくれんぼ。
僕はいつだってかくれんぼ。
自分の"素"なんて見せたくないや。
『まふくん。かくれんぼ、しよ？』
「いいよ、Aちゃん！」
この時間は僕にとって幸せの溢れる瞬間であり、永遠の願いだったんだ。
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柑橘みかん@crew(プロフ) - 夏姫さん» 幸運すぎて、ぶり〜w そうだよな、神曲だよな← (2020年10月10日 23時) (
レス) id: 0a393c33d8 (このIDを非表示/違反報告)
夏姫(プロフ) - みーちゃんや！珍しい！しゃうたーさんはね、名曲じゃないんよ、神曲なんよ←は？(一応平仮名にした) (2020年10月10日 21時) (レス) id: 62745be506 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：柑橘みかん@crew | 作成日時：2020年10月10日 17時
