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嫌いです 39 ページ40
もう一度だけでいいから会いたい男の子。
絶対覚えていたはずの名前も思い出せないまま時が経つにつれだんだんと忘れていった記憶。
うらたんが言わなかったら思い出せなかった昔の記憶。もう少しもう少しで思い出せそうなのに。
貴「うらたんはその後、結婚相手だった子とはどうなったの？」
う「引き取ってくれた人が勝手に縁談を破棄して……ちょっと待て、なんで俺があの女の子との縁談が持ち上がった事を知ってるんだ？」
貴「誰かから聞いたりしたんじゃないの？」
う「いやそれはありえない」
貴「何で？」
う「あの縁談話は「他言無用だった」からだ」
貴「て事は、その場所にいた人物ってことか。それも娘がいた人物。というかその引き取って貰った人に両親に殺されたんじゃないの？」
う「何で？」
貴「だって自分の娘と結婚させるつもりだったんならこの縁談話を破棄しないと永遠に続くじゃない」
う「確かに。て事はやっぱりそうだったんだ」
貴「どういうこと？」
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作者名：白猫@nemui x他2人 | 作者ホームページ：http://白猫さん
作成日時：2017年10月20日 17時
