13 ページ13
〜夢主・べる視点〜
訓練生の最後の日々を送っている。
正式入団の日付が、近づく中、進路を決めなくてはならない。
おのずと近寄ってくる日付までに、何処に属するのかを、決め、入団へと繋げなくてはならない。
私は【調査兵団】に入団する。これは、決定事項だ。その理由も明確だ。あの人の影響もある。
朝方だ。早起きをして、食堂で、早めの食事を摂り、練習場へと、重たい腰に鞭を打って、老体のように、足をくり出していく。
すると、森のような広場が、姿を見せる。長い長い木の枝が、交際して連なっている。螺旋状のように、くるくるとしている枝分かれの枝もある。幾度もなく連なる木と枝。
まだ朝方で、太陽の光が弱い。けどもう少しすれば、すぐに、炎天下だ。また頭皮が禿げると、心の中でつぶやく。
森のような広場にて、練習スタジオの奥の角で、茶色の軍服を試着している姿で、立体機動装置を、腰に巻きつける。
金属の音、擬音が耳を触る。耳を触る音が、立体機動から、噴射されている。ワイヤーがしっかり作動するか、試運転をしている。試運転なしに、飛び込むのはじさつ行為。
太陽の光が、まだ朧げで、蜃気楼の中に、佇んでいるような姿だ。すると、霧が立ちこむ。あまり濃い霧ではない。時間が経てば、消えていく霧だ。しかし、謎の存在感があるシルエットが、霧の中に存在していた。そのシルエットは、小柄な女の子の姿だ。それもかなり、時代遅れの衣服。イメージで言えば、ローマ神話に登場してきそうな衣服を、肌に纏わせている女の子。ここは、現実世界なのかと、頭を悩ませている最中に。
声が小玉する。
「あなたなのね。車力の巨人に選ばれたのは」
すると、少女は、練習スタジオの広場の砂を、ぼわぼわと、遊びはじめた。粘土細工の物を作るような手付きだ。
細かい砂もあれば、荒い砂もある。凸凹したシルエットを持つ石。砂利も混ざっている。野生状態の場所。
『(車力の巨人って・・・まさか)』
ギュッと、ズキッと心に破裂(ひれつ)が一線として、刻み込まれたような気持ちになる。
頭の中の脳内細胞が、爆発的に活動をはじめる。ニューロンなどの脳内細胞が、ふつふつと、煮え滾れ熱さを持ち、動き出す。すると、一瞬で、場面展開。場面展開を終えた後、目を覚ますと、そこは絶景の砂漠地帯。見上げるように、空を見渡すと、そこは満月と煌めく星たちが綺麗な夜空。そして、極め付けは圧倒的な存在感の【世界樹】のような光るオブジェクトのような木。べるには、ある種の扉に見えた。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 4人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ベルモット - 〇〇・ゾエになりたいさん» 無名の夢小説を見つけてくれましてありがとうございます。好みの設定！！ですか、嬉しいです。私も１番好きキャラがハンジさんなので、意見が一致して嬉しいです。 (2022年5月30日 10時) (
レス) @page7 id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
〇〇・ゾエになりたい - ハンジさん好きなので嬉しいです!!!!!!しかも私の好みの設定なので読んでいて楽しいです!!!続きがあれば読みたいです。 (2022年5月18日 20時) (レス) id: 8d7295ff4e (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：ベルモット | 作成日時：2022年2月12日 1時
