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〜ハンジ視点〜
どのみち、私の班は「型破り」上等である。型にはまっていない人材の方が、新しい可能性が引き出される。何かしらの「刃」を持って、兵団は戦っていかないといけない。荒波の最中、苛まれていく心を、いくら保たれるか、が勝負の出どころ。「七変化」のようにオーロラを意識する班であり、研究熱心の班だ。その中で、ダイヤを煌めきさせる「刃」を持ち、内輪(うちわ)で活躍できるか。
そんな事を考えながら、日々を過ごしていた。そんな日々に、身を委ねながら、巨人の研究に熱心なハンジ班。リヴァイが、ハンジ班の宿木に、足を繰り出して、わざわざ、出向きに来た。リヴァイは、ハンジに、彼女(べる)のキャリア指導について、どうするかと、聞いて来た。
リヴァイ「お前はあの小娘(ガキ)をどう思う？
立体機動装置の才能は確かなものがある。
空間管理能力が高く、精神性も高い」
ハンジ「私もリヴァイと同意見。
このまま腐らせるのは正直嫌だね」
ハンジは、日々こっそりとべるの練習現場に、足をくり出している。そのため、べるがどれだけ日々の努力で、成長して行っているかが、分かっている。だからこそ、なおさら、腐らせるのは拒否したい気持ちがある。
リヴァイ「そうか、相変わらずのクソ眼鏡でよかった」
リヴァイは、珍しく微笑む。新しいルーキーが、調査兵団に、加入するであろうと、目論見がある。
鬱々としている調査兵団に、活気が戻ってくると、信じて。神頼みのような気持ち。リヴァイは、目の前の机に、モブリットが用意した紅茶が、注がれているティーカップのソサーを、握る。紅茶を飲み、ひと段落している様子のリヴァイを、ハンジは、遠い目をして見つめていた。その遠い目は、どこかの楽園の未亡人のような雰囲気の瞳だ。絆で、結ばれたものが、あるとき、不自然なほど、ぽろりと、糸結びが、解かれる。誰かが言った「意識していない才能は枯れる」と。
ーーー
ハンジの眼鏡のフレームの金属が、仄暗い室内に、灯火として、使われている蝋燭の火によって、きらりと、輝く。
ハンジ「嗚呼(ああ)将来は私の片腕にするんだから」
木製椅子に、もたれ掛かるハンジ。
木製椅子の踵が、床についたり、はなれたりしている。
カタカタと、擬音を慣らしながら、木製椅子に座りながら、木製椅子で、遊んでいる。
その姿は、未亡人の末路。心身とも患っているような、上の空。
モブリット「期待の新星ですか。ハンジ分隊」
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ベルモット - 〇〇・ゾエになりたいさん» 無名の夢小説を見つけてくれましてありがとうございます。好みの設定！！ですか、嬉しいです。私も１番好きキャラがハンジさんなので、意見が一致して嬉しいです。 (2022年5月30日 10時) (
レス) @page7 id: e8970a172e (このIDを非表示/違反報告)
〇〇・ゾエになりたい - ハンジさん好きなので嬉しいです!!!!!!しかも私の好みの設定なので読んでいて楽しいです!!!続きがあれば読みたいです。 (2022年5月18日 20時) (レス) id: 8d7295ff4e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ベルモット | 作成日時：2022年2月12日 1時
