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凛side
連れて来られたのは保健室。
いきなり、ベッドに押し倒された。
「ちょ、顕嵐」
「行くなよ、合コンなんて」
そう言って真っすぐ見つめてくる。
大人もだけど顕嵐も勝手だね。
「ずるいよ」
「ごめん」
そう呟いた顕嵐に唇を奪われた。
前よりも上手くなってる。
数えきれないくらい女の子と遊んだんだろうな。
こんな思いをするくらいなら
「好きになりたくなかった」
「うん」
「嫌いになりたかった」
「うん」
なのに
どうしてだろう。
「嫌いになんてなれなかった」
「うん」
涙が止まらない。
こんな思いをする為に好きになった訳じゃないのに。
優しく抱きしめてくる顕嵐。
拒む事なんて出来なかった。
＊
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作者名：凛 x他1人 | 作成日時：2017年8月19日 22時
