2話 ページ3
はい、やってきました!米花町〜!!
えーとまあお分かりかもしれませんが、
私はこの街で〜〜?
いく先々で事件を呼ぶ死神とか、
トリプルなフェイスの金髪とか、
お目目が開かないタートルさんとか、を!
こっそり観察したいわけですよ!
本の中にしかいなかった彼らが、今自分と同じ次元にいるのに、
会わない選択とか私には無理です!
え?死ぬかもよ?
むしろ来い!!って気概ですよ!!
道端でたまたまあっちゃいましたとか、
そーゆー方が慌ててボロ出しそうですし。
私が前世の記憶を持ってるとかまるで知らない兄ぃや嶺二さんには
どういう心変わりだよなんて言われもしましたが??
朝顔の観察日記より有意義な観察をするためなら多少の犠牲は厭わない!!!!!
「が、しかし。」
まさか自分がこの程度の地図すら読み解けなかったとはな……。
すでにここどこ状態である。
(ひゃっふう近道だぜ!!)
なんて適当に道を曲がったら、
気づけば地図の範囲外?かもしれない路地の中である。
人間ハイテンションほど怖いものはねーな…。
前世を足せば早47年の人生の中で、
はじめて痛感したもんだいだった。
ここでふと、インスピレーションが湧いた。
「道はどこかにつながっとる」
親父(前世)談である。
「もういいやずっとまっすぐ進もう」
そして私は路地に迷い込んだのだった……
3人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時:2019年2月17日 22時