不幸の出会い... ページ4
愛佳「A〜、抜け駆けはずるい！」
A「抜け駆けって...、私夢の話なんて初耳だけど？」
愛佳「え〜い、抜け駆けは抜け駆けなの！」
その夢見たよ...なんて言わなければ良かった。
愛佳はさっきから興奮状態...
どんな所だった？
そこに人は居た？
ずっと質問攻め...
でも...夢に関しての対処法なんて分かってる。
A「愛佳、愛佳もその夢見た事あるんじゃない？」
愛佳「え？」
そう、だって私は...
A「私は起きても見た夢を覚えてるけど、普通の人なら覚えてないのが当たり前...でしょ？」
愛佳「そっか...そっか！」
私を見る愛佳の目がキラキラと輝き出した。
愛佳「そうだよね、私だって見てるかも知れない！」
愛佳はさっきから興奮状態...
でも、さっきとは違う興奮状態...
運命の出会いしちゃうかも！
もしかしたら今日見てたりしたのかな！
やっぱり...愛佳は乙女だ。
A「運命の出会い、するといいね？」
愛佳「うん！」
【ねぇ、そこの女の子2人組。】
愛佳と私は一斉に振り返った...
【これって、運命の出会いじゃないかな。】
嫌な感じがする...
男2人組が私と愛佳の手を掴む...
【運命の出会いの相手って、俺らなんだね〜。】
こんなの...
運命の出会いなんかじゃなくて...
不幸の出会いだよ...
愛佳「嫌、離してよ！」
男「まぁまぁ、俺らと楽しい事しようよ〜。」
A「やめて、触らないで...。」
男「へぇ〜、君可愛いねぇ。」
運命の出会いなんて無かったんだ...
こんなのを少しでも信じてしまった罰なんだ...
【おい、お前ら何やってんの？】
そこには...
【その歳で、女の子持ち帰りってどうなの？】
別の男2人組が立っていた...
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作者名：リョウ | 作成日時：2018年10月19日 21時
