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漆拾肆 ページ24

side炭治郎
俺は気づいてしまったことがあるAの好きな人は時透くんだってこと
時透くんは最初は結婚しようっていっぱいアピールしてたけど結婚しようって言うだけで好きとは1番も言っていないことにも気づいた
でもAは自分が時透くんも好きなことも時透くんが本気でAのこと好きなことも気付いていないな
意外とっていうか恋愛に関してはすごく鈍感だなこの人

『そんなに見てどうしたの?』

炭治郎「え、な、なんでもないよ?!」

『顔に分かりやすく出てるよ?』クスッ


鈴のようにクスッって笑うAは無性に可愛いと思ってしまう


炭治郎「いえ、Aさんは恋愛に関しては鈍感だなって思っただけだよ」

『え?恋愛?好きな人ってやつだよね?それ』

炭治郎「そうだよそこから分からないの?」

『私恋愛なんてした事ないからね
だからねちょっと憧れる』

炭治郎「Aも気付いていないだけで相手はすぐ近くにいるかもよ」

『そういうものなのかな?
あ、伊黒さんのところはここだね』

炭治郎「あ、伊黒さんー!よろしくお願いします」

伊黒「俺はお前を待っていた竈門炭治郎
あとお前もなA」

『なぜ私も?』

伊黒「まず竈門炭治郎お前は甘露寺と仲良さそうに稽古したらしいな」

『え、理不尽』

伊黒「お前の兄貴が甘露寺と楽しそうに稽古したらしいな」

『え、知らないです』

伊黒「甘露寺がお前の兄貴をかっこいいと言っていた確かにあいつはかっこいいかもしれないけど………ネチネチ」

『うん、伊黒さん?戻ってきてー!』

伊黒「まあいい早く稽古するぞ」

『うわぁ!ここ処刑場?』

炭治郎「この人たちはなにか罪を犯した人なんですか?」

伊黒「そうだな弱い罪、覚えない罪、イラつかせた罪」

『あ、いわゆる伊黒さんの気に触ることをしたんですね』アハ

炭治郎「え、、。」

『でもみんなに優しくしてあげないとダメだよ
伊黒さんはただでさえ蛇みたいなのに竹刀が動くなんだから』

伊黒「承知した」

『絶対分かってないな
伊黒さんみんなに優しくしてあげないと甘露寺さんには近付いてはいけませんにしますよ』

伊黒「それは困る…ネチネチ」

『えーと私は不死川さんのところ行くので失礼するね
炭治郎くんも伊黒さんも稽古頑張ってね』

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作者名:り。 | 作成日時:2021年2月7日 14時

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