セクハラですか？先輩【センラ】

21話 ページ21

貴方side

貴｢あ、もう、帰りますね。｣

浦田｢うん、ばいばい｣

貴｢はい。先輩もまた、｣

センラ｢ん、また｣

貴｢紗音…帰りは歩き？｣

執事｢表に迎えの車が｣

貴｢ん、了解。｣

坂田｢いつでも、連絡してな｣

志麻｢なんでもいいんやで｣

貴｢はい。では、お疲れ様です。｣


貴｢楽しかった。｣

執事｢それは良かったですね。｣

貴｢あと、意外と紗音がイケメンでしたわ｣

執事｢？恐れ多いです。｣

貴｢そう言えば、紗音ってなんで家で執事やってるのかしら？｣

執事｢覚えてませんか？お嬢様に拾われてから始めましたよ｣

貴｢あ、そうだったわね。でも、まぁ、いつもありがとう助かってるわよ｣

執事｢いえ、お嬢様の為ならば、この命、投げ捨てる覚悟でいますので｣

貴｢それは、辞めて欲しいなぁ。｣

執事｢さ、着きましたよ。｣

貴｢ん、ありがとう｣


貴｢ただいま｣

お母｢おかえりなさい、楽しめたかしら？｣

貴｢うん。楽しめた。｣

お母｢そうだわ。今日は、あの人とこうくんが帰ってきてるわよ。いつもより早いおかえりだったわ。大丈夫？｣

貴｢……大丈夫。｣

こうはまだしもあいつ帰ってるのか…最悪だな。

こう｢姉貴！久しぶり！｣

貴｢苦しい｣

こう｢姉貴、綺麗になってるな｣

貴｢あ、ありがとう…｣

お父｢久しぶりだな。A。いつも帰るといなくて会えないからね｣

貴｢私の名を呼ぶな。…なんで、いるの｣

お父｢…娘の顔を見たいから早めに帰ってきたんだよ｣

貴｢娘か…お前の娘になったつもりは無い。｣

執事｢お嬢様。旦那様に失礼ですよ｣

貴｢紗音、黙りなさい。…私はお前を許さない。何があっても…許すわけ無い。｣

貴｢こう。離して部屋戻る｣

こう｢い、行く。一緒に姉貴の部屋｣

貴｢…勝手にしろ｣

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