オタクの君と僕の物語 (ページ17)

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流星side

神ちゃんに言われて

一生懸命走った。

小瀧くんになにも言われてもいい。

嫌われたっていい。

でも…この気持ちは伝えなきゃいけない。

図書室に行くと

片手に本を持って呼んでいる小瀧くんが居た。

藤井「小瀧くんっ！」

顔を上げると驚いた顔をして

俺を見てきた。

近づくと逃げるように

ドアの方へと歩いていく。

流星「まって。」

小瀧くんと手を掴まえた。

小瀧「なっ、なんなんですか

僕はもう…」

藤井「好きです小瀧くん」

藤井「あの日、助けた日から

俺は小瀧くんのことが好きでした。

だから…毎日話しかけた。

小瀧くんと仲良くなれるように、

せめて友達でいたいって思ってた。

でもごめん。無理だった

もう友達じゃ足りない

小瀧くんの全てが欲しい。」

真剣に小瀧くんを見ると

小瀧くんの口からは思いがけない言葉が出てきた。

小瀧「藤井くんと出会ってから僕は変なんです。

友達なんて要らない

人と話すことも人生には

いらないって思っていたのに

藤井くんと出会ってから

もっともっと藤井くんと話したいし

一緒にいたいって思いました。

でもその夢が一瞬に悪夢になってしまう気がして

怖かった。

藤井くんが僕のせいでって思うと

離れるのが1番だっておもっ…」

ギュッ

小瀧「藤井くん…？」

藤井「小瀧くんが変になった理由わかるよ」

小瀧「理由ってなんなんですか？」

藤井「恋してるからだよ」

小瀧「っ…」

藤井「小瀧くん俺と付き合ってください。」

小瀧「はいっ」

そう言うと小瀧くんの顔を近づけ

お互いの唇が重なった。