遠い記憶 (ページ8)

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作者からページ8

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……はい、
疑問があっても深くは考えないで頂きたいです。
本当に文章力と語彙力とかの欠如で申し訳ない…

伝わりにくかったと思うので説明しとくと…

彼女と三好はお互い気持が通じて居ました。
けれど仕事柄求め合う事も出来ず…
本人達も何気ない時間を過ごすだけで満足していました。

結婚指輪だって、もしも自分達が普通の生活をしていたならば渡せたのだろうと…三好は少し考えてしまいます。

彼女の長期任務前夜、二人は初めてキスをしました。
心の内では本人達すら気付かぬ程相手を想う気持が大きくなって居たのです。
本当は今すぐにでも愛を歌いたいけど、それが出来ないのはお互い知っていました。

任務先で彼女は胸騒ぎを感じ……戻ると三好は事故にあったと聞かされます。
スパイは無情でなければならない、意識しなくとも忘れるだろうと思っていたのに…彼女の目からは涙が流れました。
ここで初めて自分の三好への愛の大きさに気づいたのです。

事故にあった三好は死ぬ直前に彼女の記憶を思い出します。
彼女が任務先で思った事と同様に、三好も彼女の事をもっと知りたかったと考えます。
でも、相手の事を知るのなら自分の事も相手に見せなければなりません。

自分が死んだ後、残る彼女は三好の見せた記憶や過去を思い出しては囚われ続けてしまう。
それはスパイにとって命取り。
自分の見せた物が彼女の死に繋がって欲しくない。

彼女には早く自分を忘れて貰わなければいけない。だから自分の痕跡は残さないで良かったと思ったわけです。

言葉にしなくても通じていると分かっていました。
けれどやっぱり口で伝えたかった。
本当はずっと前から二人の愛は叫びたい程大きくなって居たのです。

…説明も分かりずらかったと思いますが、二人はこんな関係でした。
うーん…この何だろう…二人だからこそ成り立っている静かな恋、みたいなの伝わりますかね。
ちょっとでも作者の書きたかったものが伝わってくれたなら幸いです。

ジョーカーゲームのアニメ放送から4年。
いつまで経っても好きです。
改めて全話見たら三好を題材にしたものが書きたくなって…
とても美しい死に際でした…

今回テーマにさせて頂いた「通り恋」
とんでもなく素敵な曲なので、良ければ聞いて下さい。

作者の作品、ここまで読んで頂きありがとうございました。
よろしければ他の作品も読んでいって頂けると嬉しいです。

立ち寄って頂き本当にありがとうございました。

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