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191話 ページ9

宇随さんと炭治郎くんの刀が兄の首を挟む。
今度こそ斬れる!ついに上弦を倒せる…!



((ガチィッ
「お前らが俺の首斬るなんて無理な話なんだよなあ」
『あぁ…』
二人の刀が首へ届く瞬間、兄は両手の鎌を交差させ首と刀の間へ滑り込ませる。
鎌でガードされ、刀は止まってしまう。

あぁ今度こそ行けると思ったのに
どんだけしぶといんだよこの鬼は…!!
『…って、あれ?』
首が斬れてない、ならばすぐ離れて体制を立て直すはずなのに。
二人は兄から離れない…いや離れられない?
炭治郎くんの様子を見るに、たぶん刀が外れないんだ。
兄が何をやったか知らないけど…じゃなきゃ、とっくに次の攻撃に入ってるもんな。
でもそれは兄の両手も塞がってるから同じ。
……いや同じではないか
だって宇随さんは二刀流!!
刀が動けなくても、もう一本ある!

宇随さんがもう一本の刀を後ろから兄へ突き刺そうとする…が
((ガキィンッ
兄の頭がグルりと回り、後ろを向いた。
そして宇随さんの刀を噛んで止めた

は?ふざけんなよお前フクロウかよ!
首ぶん回すなよクソ野郎が!



「竃門、踏ん張れ!」「!」
直後宇随さんが叫び、奥さんは後ろから炭治郎くんを抑える。
そして彼は刀を兄に付けたまま思い切り屋根を蹴る。
次の瞬間、兄の両腕の周りに先程と同じ血鎌の斬撃が発生した。
「宇随さん!」
その勢いで炭治郎くんの刀は兄から外れた。
しかし宇随さんは兄と共に片方の刀が離れぬまま地面に落ちてくる。

((ドォンッ
土煙を上げ私の少し向こうに着地した宇随さんと兄。
すぐに刀と鎌のぶつかる音が聞こえる。
何とか刀は外せたみたいだな…

…と、そう思っていれば
「危ねぇぞオオオ!」
屋根の方でも大声と大きな音が響いた。
『!』
見ればそこには善逸くんと伊之助くんが妹の鬼を引き連れてやって来ていた
帯の攻撃を捌きながら何やら炭治郎くんへ伝える二人。

両方から大きな音が聞こえるが、宇随さんと兄の戦いは先程よりも活発化しているように見えた。
((ドンッドンッ
連続で爆発を起こす。
宇随さん…毒は平気なのか、いや平気な訳無いだろう。

炭治郎くんは先に妹の首を斬ることにしたようだ
善逸くん達に続いて妹の攻撃を捌きながら走っていった。
角度的にもう見えないけどチラチラ空に帯が見える。
三人は…あの三人なら斬ってくれる。
だからやはり問題はこっちだ
『…っ』
皆死ぬ気で頑張ってる
なのに…なのにどうして私は地面に居る?
なぜ死なない私はここに居る…?

.

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癒し系猫(プロフ) - 宇髄の髄は隨じゃありませんよ〜! (2023年5月2日 19時) (レス) @page20 id: 0e8640f8c4 (このIDを非表示/違反報告)
まどろみ(プロフ) - 呉羽さん» 作者の妄想やら想像詰め込みまくりですよ笑 そう言って頂けて嬉しいです! (2020年3月25日 21時) (レス) id: ec3dea80f5 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽(プロフ) - 面白い!こういう話大好き (2020年2月20日 4時) (レス) id: 14d7fd66da (このIDを非表示/違反報告)
まどろみ(プロフ) - 呉羽さん» ありがとうございます!いつも応援して下さってますよね、本当に嬉しい限りです!頑張りますううううううううう!!! (2020年2月4日 7時) (レス) id: ec3dea80f5 (このIDを非表示/違反報告)
呉羽(プロフ) - おもしろいです。完結するまで毎日見るねええええええええええええええええええええ!!! (2020年2月2日 9時) (レス) id: 14d7fd66da (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:まどろみ | 作成日時:2020年1月1日 21時

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